「営業時間は?」「経費の締め日は?」と、同じ質問に毎日答えている。AIのチャットボットに任せたいけれど、でたらめな答えを返されるのが怖い。
この記事では、AIチャットボットに任せてよい質問とそうでない質問の違いと、作る前に決めておくことを説明します。
■ 結論:答えが資料に決まっている質問は向く
向くのは「答えが会社の資料にすでに書いてある質問」、向かないのは「一人ひとり答えが変わる質問」です。
同じ質問が減らないのは、答えがないからではありません。料金表やマニュアルに答えはあるのに、散らばっていて、探すより聞いたほうが早いからです。足りないのは答えではなく、すぐ引ける窓口です。
■ なぜ一般のAIでは足りないのか
ChatGPTのような一般のAIは、広く公開された知識で答えるため、御社の料金やルールは知りません。そこで、御社の資料を読み込ませ、その範囲で答えるように作ります。
大切なのは、資料に書いていないことを聞かれたら「担当者におつなぎします」と返すように決めておくことです。答えられない質問の行き先を決めておくと、AIが話を作る心配をかなり減らせます。
向かない質問も、この「つなぐ」設定があれば、窓口として一緒に扱えます。
■ 作る前に紙1枚に書き出す5つ
1. 誰が使うか:お客さまか、社員か
2. どこに置くか:LINE公式アカウント、ホームページ、社内用のどれか
3. 何を読ませるか:料金表、よくある質問、マニュアルなど。外に出してよい資料だけ
4. 答えてはいけないこと:医療や法律の判断、個別の見積り金額など
5. 答えられないときの行き先:電話、問い合わせフォーム、担当者
この5つが決まっていれば、自分で作る場合も、人に相談する場合も話が早く進みます。
■ よくある勘違い:作れば終わり
無料や安価な作成ツールもあり、作ること自体は難しくなくなりました。つまずくのは、その前後です。
・資料がワード・エクセル・PDFとばらばらで、読ませる前の整理に時間がかかる
・テストが足りず、公開後に間違った答えが見つかる
・資料が変わっても差し替えられず、古い答えが残る
公開の前に、よくある質問を50問ほど用意して、答えを一つずつ確かめてください。 毎月の費用は、AIの利用料が質問の数に応じてかかる形が一般的です。LINEに置く場合は、LINE公式アカウントの月額も別にかかります。
■ 公開後に見ておくこと
公開したあとは、実際にどんな質問が来ているかを週に一度眺めてください。答えられずに担当者へつないだ質問は、資料に足りない所を教えてくれる材料です。
同じ質問で何度も担当者へつないでいるなら、その答えを資料に書き足します。資料を足すたびに、つなぐ回数は減っていきます。反対に、答えは返しているのに言い回しが硬い、説明が長いといった点も、ここで見つかります。最初から完璧を目指すより、公開後に少しずつ育てるほうが、結果として使われる窓口になります。
■ まとめ
・向くのは答えが資料に決まっている質問、向かないのは人ごとに答えが変わる質問
・答えられない質問は担当者へつなぐ
・作る前の5つの決めごとと、公開前のテストで出来が決まる
書き出した5つをもとに、資料の整理から作るところまで任せたい場合は、こちらでお手伝いしています。
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参考
・ラッコキーワード「よくある質問検索」で確認した検索者の疑問(無料で作れるか・月額費用・欠点)(確認日: 2026-09-24)
・LINE公式アカウント 料金プラン(LINEヤフー for Business)(確認日: 2026-09-25)