あなたの人生は、あなたが「当たり前」だと信じた世界そのもの

人間関係は、良くも悪くも、

私たちの価値観を形作る。

まわりの人が言っていること、

やっていることを見続けるうちに、

それが「当たり前」だと思ってしまうのだ。

人間は、自分の「当たり前」に基づいて、

選択と行動を繰り返す。

だから人生は、

あなたが「当たり前」と

信じている通りにしかならない。

もしあなたが「こんな人になりたい」

「こんな人生を生きてみたい」と

思う人に出会ったら、

あなたもそんなふうになれる前触れだ。

その人の近くで影響を受けているうちに、

実現するためのエッセンスを吸収していく。

そのうちに、あなたの「当たり前」が、

憧れていた人の持っている「当たり前」に

近づいていくからだ。

“あの人は住んでいる世界が違う”と思う時は、

あなたの「当たり前」が凝り固まっている時だ。

かくいう以前の私も、そう信じて疑わなかったが、

今思うのは、

自分の「当たり前」を変えたあとから

現実がついてくる、ということだ。

何かを実現している人がいて、

実現を可能にする考え方と方法がある限り、

ほんの少し、ほんの一部くらいは、

自分にも真似できるかもしれない。

たとえほんの少し、ほんの一部でも、

行動が変われば、

ほんの少し、ほんの一部、

人生が動く。

その連続がやがて、

私たちを遠くへと運んでくれる。

誰と時間をともに過ごすかは、

私たちの人生の質に直結する。

だからこそ、

環境に振り回される側から、

選ぶ側になる勇気が、

あなたの「当たり前」を書き換え、

あなたの人生を動かすのだ。

人生はどんなときも可能性に満ちている。

だってあなたの人生は、

あなたが選び、あなたが信じた

「当たり前」の通りになるのだから。