不安な時にタロット占いをすると当たらない？いいえ、当たります

自分でタロット占いをしたり、人を占う時、気持ちが乱れていたり、強い不安や焦りの感情が強い時は、カードの結果に影響するので占わない方ががいい。

このようなアドバイスが占い関連の本やネットの情報に多く見受けられます。

私の感想では、不安を感じていようが、焦っていようがタロットの結果には影響しません。

むしろタロットや占いを活用する時というのは、とても不安だったり、迷っていたり・・

もう、どうしていいのかわからないから、教えてー！！

という心のSOSが出ている時のほうが多いと思います。

そのような時に、自分では答えの出ない悩みを解決するためにタロットや占いに問いかけます。

そのため、タロットで占う時に不安や焦り、混乱の内面でいても全く問題ないわけです。

むしろそのような状況であればある程、本気で答えを知りたい！と強く願うので、占いの的中率が上がります。

これは今まで自分のこと、相談者様のことを占ってきて、いつも実験することです。

占いは、潜在意識からくる情報を、顕在意識（思考や感情）のブロックをスルーして可視化する、という行為です。

混乱している時、不安に飲み込まれている時は、顕在意識がパニック状態になっていて、潜在意識からの情報が雑音でかき消されてしまいます。

しかし、実際には、かき消されているだけでしっかりと届いているのです。

相談者様の精神状態が答えに影響を与えるときは、本人の現在の内面状態に不安を示唆するカードがサインとして出ます。

その結果、今の精神状態だと未来にこういう影響をもたらすから、こうしていこう・・という改善策のヒントにもなります。

ただし、今現在不安であっても、未来のカードや潜在意識や環境などにポジティブなカードが出ている時はタイミングが良いので、

不安であろうと、なかろうと、未来はポジティブに進みます。

タロット占いが正常に機能する条件はたったひとつだけ。

あなたが本当に知りたいと思った時に占うこと

です。

占い結果に影響を与えるケース

占う時のコンディションは影響しないと書いておきながら、少し矛盾しますが、カードの結果をみて明らかに占える状態ではない時というものもあります。

それは結果のカードに逆位置が多すぎる時です。

↑このように結果を表すカードの８割以上が逆位置になることを、オールリバースといいます。

枚数の多いスプレッド（展開法）では顕著に表れるので、すぐにわかります。

このような場合は、占いを中止し、期間を開けて（最低２週間以上）再度占うことになります。

オールリバース（逆位置ばかり）が起きる原因

どうでもいいことを占ったり、

占いなんて当たらない、と疑いながら占うと、潜在意識から情報が降りてこないので不自然なカード並び（逆位置ばかり）になります。

また、質問に対して集中していない状態だったり、質問の的が外れていたりすると、

カードが「その質問には答えたくありません」という意思表示として、逆位置のカードばかり展開させます。

同じような質問を何度もした時にも、このオールリバースが起きます。

すべてに共通するのは、本気で知りたいと思ってカードを引いていないことです。

不安だから、的確な答えが出ないわけではありません。

気が散って意識が他のことに奪われていたり、カードが出す答えを無視し続けた結果、答えが出なくなるのです。

どうしても知りたい！

この意思さえあれば、不安や混乱、悲しみなど、感情がざわついていても、

そこをスルーして情報を引き出すことができます。

それは占う側（占い師）にとっても同じです。

占い師がどうであろうと、

本当にご相談者様の質問への答えが知りたいのです！

という意思を強くタロットに伝えれば、答えは正常に降りてきます。

そして、先ほど書いたように、明らかに占える状態ではない時は、オールリバース（ほとんど逆位置のカード）という形で、知らせてくれます。

だから、不安な時に占ったからミスリーディングするということはないのですね。（カード自身がストライキして、打ち切りにしてくれますから）

私の場合、オールリバースが起きた時は、鑑定を中止します。

代わりにオラクルカードやアファメーションカードを引いて、ご相談者様に今、必要なメッセージをお伝えすることが多いです。

まとめ

不安な時、混乱している時こそ、頼れる存在がタロットです。

内面を完璧な状態にしないと・・！と焦らずに、どんな時でも、知りたい！と強く感じた時に利用して大丈夫。

あなたがどんな状態であれ、本当に知りたいのなら、タロットは必ず答えを教えてくれます。