ネット通販は儲かるのか！？ECサイトや通販業界の現実

ネットショップをこれから始めてみようかな･･･

ネットショップを始めたけどうまくいかないな･･･

という個人の方、法人の方に、通販業界に長く携わった経験をお伝えします！

私は通販業界に15年携わり、通販市場の変化や動きを身に感じています。

通信販売はちょっとしたポイントで、売上や利益も大きく変わるビジネスです。ぜひお役立てください。

「通販が儲かる」「ネットショップが始めやすい」という話がよくありますが、通販業界の実態はそんなに簡単なものではありません。

通販ビジネスを成功させるには、通販市場の現状を理解して、その対策を踏まえた販売計画を考えることが成功の第一歩です。

本記事では、通信販売が本当に儲かるのか？通販業界の現実をご紹介します。

通信販売は儲かるのか！？

「通販は儲かっているでしょ」「通販は需要があるよね」とよく言われるのですが、たしかに需要はあると思いますが、通販だから儲かるわけではありません。

ネット通販はすぐできるからといって、安易な考えで始めることは失敗の元であり、実際に多くの人が挫折しているのを見てきています。

ただ、通販は儲けることができるビジネスの1つです。

だから多くの企業が通販事業を行っています。

現在の通販市場は、実際のところ勝ち組と負け組がハッキリ出てきているため、うまくやれてない企業が淘汰されているのが現実です。

Amazonや楽天市場は売れるの？

ECでは、Amazonや楽天市場に出店すれば大きく売れるという訳でなく、各ショップの皆様が思考錯誤しています。

ひと昔前のように、ネットモールに出店すればうまくいくという時代は随分前に終わってしまいました。

もちろんこのようなネットモールに出店すれば、ある程度売ることができますが、諸経費やランニングコスト、手数料なども掛かってくるため利益も軽減します。

初めてAmazonや楽天市場に参入する方は、思ったよりも利益がでないと思っていた方が良いです。

しかし、うまく商品展開や広告展開をして成功しているショップは数多くあります。

結論、通信で儲けることはまだまだ可能です。

ただ、工夫が必要です。

工夫といってもすごく複雑なことではなく、シンプルにAmazonや楽天市場などのネットモールに頼り切りではダメ。

そして、商品選定や媒体の選び方がカギを握っています。

コチラのポイントはまた別の項目でご紹介します。

通信販売業界の現実とは！？

通信事業は多くの企業が参入しているツールではありますが、通信販売業界としてはどうなっているのか？

通販市場はまだまだ上昇傾向であることはたしかですが、1社あたりの売上が上昇しているかというと大きな間違いです。

むしろ1社あたりの売上は、横ばいまたは減少傾向が現実として多いです。通販を取り入れる企業数が増えているという方が通販市場の拡大になっています。

昨今のコロナウイルスによりその勢いは拍車が掛かり、今まで通販を取り入れてなかった業種も新規参入、または力を入れ始めた会社も増えているのが現実です。

また売上とは別に利益としては、2022年からの円安基調やエネルギーの高騰などにより、仕入れ価格が上がっているものが多くあります。

そのため、利益が圧迫されている企業が多い傾向です。

販売価格を上げて利幅を取れるようにいたいところですが、高ければ売れません。売れないと意味がないので、通販だけでなく小売業全体は苦しい状況です。

個人のネットショップはビジネスしやすい

副業として個人の参入が増えていることも実情であり、「転売」または「せどり」と言われる手法も一定数います。

中国や韓国などから個人でも商品を仕入れやすくなってきているので、個人で運営されている方にはビジネスチャンスとなっています。

個人は企業よりも少ない利益率で回すことができるので、仕入れるリスクはあるものの、少ない投資と少ないリスクで始めやすいです。

Amazonや楽天市場を使わなくても、メルカリやヤフオクで十分に稼げている方もいます。

そこは販売先に合わせてマッチした「商材」や「価格帯」があるので、見極めて販売展開を考える必要があります。

個人向けのネット通販参入についても、別の記事で詳しくご紹介します。

（まとめ）通信販売は儲かるのか！？通販業界の現実

通販ビジネスは「儲けることができます」。

ただし簡単に儲かるほど現実は甘くはなく、商品選定や主力商品、媒体選びなどが重要がポイントです。

Amazonや楽天市場に出せば売れると言う勘違いや、ネット通販と一括りに考えてしまっては、成功するチャンスは遠いです。

本記事では、通販業界の実情でしたが、このような市場の現実を知った上で販売計画を考えていくことは、成功の近道となる1つです。