Cubase 16、もう出てるって知ってました?
「Cubaseのアップデート、毎年出るけど今回も様子見でいいかな…」──そんなふうに考えている人ほど、今回はちょっとだけ立ち止まってほしいと思います。Cubase 16は2026年11月5日からダウンロード販売が始まっていて(Pro/Artist/Elements)、しかもすでに16.0.5アップデートも出ている状態です。発表が11月4日、実売開始が翌日。今まさに「買い時を判断するタイミング」の真ん中にいます。
さらに大事なのがGrace Periodです。 2026年10月8日以降にCubase 15を購入・アクティベートした人は、無償でCubase 16のライセンスを入手できます 。「先週13を買ったばかりなんだけど…」という人が実は一番得をする、という構図です。Cubase 16ユーザーにはWaves Illugenの2か月無料サブスク特典(Steinbergアカウント経由)も付いています。
この記事では、映画音楽だけじゃなく、POPSやボカロを作っている人にも刺さる順番で、新機能を5つに絞って解説します。
①Omnivocal Basic+Key Editorでの歌詞入力(全グレード)
一番の注目はこれです。Cubase 16には、ヤマハの歌声合成エンジン「Omnivocal NX」を採用したAI歌声合成「Omnivocal Basic」が搭載されました。ボイスバンクは2種類。しかも 全グレードで使えます 。
ProやArtistだけじゃなく、ElementsでもAI歌声合成が使える
ボイスバンク2種を収録
キーエディターで 歌詞の入力・編集が可能 になった
ボカロPや歌ものの制作者なら、メロディーを打ち込んだらそのまま歌詞を入れて仮歌いを作れる、というのは制作フローの体温が変わるレベルの変化です。「仮歌のために毎回ボーカロイドを立ち上げる」「歌詞の都合でメロディーを微調整する」作業が、Cubaseの中だけで完結します。POPS制作者ならコーラスのデモ作りにも使えるはずです。
②インストゥルメントスタック(最大8レイヤー/Pro・Artist)
音源をレイヤーで重ねたい場面は全ジャンルにあります。ピアノ+パッド、シンセベース+サブベース、ストリングス+シンセストリングス…。従来は複数トラックをまとめてミュートや音量調整を管理するのが面倒でした。
インストゥルメントスタックは、 最大8レイヤーの音源をまとめて、1つの演奏可能なサウンドとして扱える 機能です(Pro/Artist)。レイヤーごとにキー/ベロシティ/トランスポーズの設定ができるので、「低音域はピアノ、高音域はベル」のような割り振りも複雑なルーティングを作らずに済みます。1つのMIDI入力に全レイヤーが反応するので、打ち込みのストレスが大きく減ります。
③ステム分離が6要素に拡張(Pro)
Cubaseのステム分離はProでの機能が、 ボーカル/ドラム/ベース/ピアノ/ギター/その他 の6要素に拡張されました。
好きな曲を素材に分解して、サンプリングやリミックスの土台を作れる
耳コピ・カバー制作の練習素材として、ボーカルだけ/ドラムだけを抜き出せる
分離後はエフェクト挿入・ミュート・ピッチ補正まで可能
「この曲のドラム感を参考にしたい」「ボーカルだけ消したカラオけトラックを作りたい」という欲求に、DAWの中で直接答えられるようになりました。
④キーエディターのストラム機能
キーボードが弾けない人ほど、打ち込んだコードが「全部同時に鳴る」せいで機械的に聞こえがちです。Cubase 16のキーエディターには、 コードの発音タイミングをずらせるストラム機能 が加わりました。
ピアノバラードでもギターのカッティング風のプログレッシブでも、コードの鳴り始めを少しずらすだけで急に「弾いている感」が出ます。POPSのコード打ち込みが硬いと悩んでいた人には、いちばん即効性のある小技かもしれません。同じキーエディター強化として、複数ノートの時間方向ストレッチ(アッチェレランド/リタルダンド調整)も入っています。
⑤VocalTouch/DrumChain──仕上げの時短系エフェクト
新エフェクトは2本柱です。
VocalTouch :15スタイルでボーカルのダイナミクス・EQ・リバーブ・ディレイを直感操作。歌ものの人は「プリセット選んで微調整」で仕上げまで持っていけます。
DrumChain :コンプ・サチュレーション・トランジェント・EQ・ルームが統合されたドラム向けプロセッサー。ドラムの締まり具合を1本でまとめられます。
ミックスの学習量がまだ少ない段階でも、 クオリティの土台を出しやすくなるタイプのエフェクトです。
そのほかで気になる人・気にならない人
上記5つ以外にも、Spectral AudioWarp(Pro/極端なタイムストレッチやピッチシフト向けの新エンジン)、FM Lab技術ベースの新プリセットライブラリ「Module」(200超・Cubase 16専用)、テンポ検出の刷新(全グレード)、設定画面(Settingsワークスペース)の全面再設計、MIDIコントローラーへの名前付け、MIDI 2.0拡張(Note Expression、オーケストラのアーティキュレーション)、プラグインパラメーターのランダム化、Ableton Link対応、Proのオーディオセンド16系統への拡張などが入っています。
「自分はどれが効くのか」で判断してOKです。歌もの・ボカロなら①、音作り中心なら②、リミックスやカバー素材なら③、打ち込みの質感なら④⑤が判断材料になります。
まとめ:アップデートすべき?の目安
整理すると──
2026年10月8日以降にCubase 15を買った人 :Grace Periodで無償。迷う余地がありません。
歌もの・ボカロ・POPS制作者 :Omnivocal Basic+歌詞入力、ストラム、VocalTouchが直接刺さります。
音作り・レイヤー派 :インストゥルメントスタック(Pro/Artist)が時短の中心です。
様子見派 :すでに16.0.5が出ている状態なので、短期間の安定性確認なら今がその期間に相当します。特典のWaves Illugen 2か月無料はSteinbergアカウント経由なので、入手後の忘れだけ注意です。
「新機能のどれが自分の制作スタイルに刺さるか」を先に決めてからアップデートを判断するのが、後悔しない一番近い道です。
レッスンのご案内
Cubase 16の新機能を、自分の曲で実際に使いこなせるようにしたい方は、フタルネスタジオのレッスンで一緒に音を作りながら学べます。Omnivocalの歌詞入力やインストゥルメントスタックのワークフロー構築も、レッスンのテーマにできます。レッスンや楽曲制作のご相談は、ココナラ内の出品サービス一覧からお気軽にどうぞ。
楽曲制作・編曲のご相談はココナラで承ります
Futalune Studioは、POPS・ボカロ・映像音楽まで幅広く手がける音楽制作チームです。オリジナル楽曲の制作、既存曲の編曲・ミックス相談、ボーカルの音作り診断のご依頼は、ココナラ内の出品サービスよりお気軽にご相談ください。
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