〜ルワ・ビネダが教えてくれた、世界の真実〜
私の人生には、大きく価値観が変わった瞬間があります。
それは、インドネシア・バリ島で精霊術の修行を始めた日でした。
日本で生まれ育ち、祖母から祈りの姿勢を学び、人とのご縁を大切にしてきた私にとって、バリ島で出会った教えは衝撃そのものでした。
そこでは、人々は目に見えない世界を恐れるのではなく、共に生きる存在として敬意を払っていました。
毎日の祈り。
自然への感謝。
祖先への敬意。
そして、精霊との調和。
そのすべてが生活の中に息づいていたのです。
修行を重ねる中で、師から何度も教えられた言葉があります。
「ルワ・ビネダ(Rwa Bhineda)」
それは、宇宙は一つの力だけでは成り立たないという思想でした。
光があるから、闇の存在を知る。
喜びがあるから、悲しみの意味を理解できる。
成功があるから、失敗から学ぶことができる。
昼と夜。
海と山。
静寂と躍動。
そのどちらか一方が正しいのではなく、相反するものが共に存在することで、この世界は調和を保っている。
それが、ルワ・ビネダの教えでした。
私はその考えに触れたとき、自分がこれまで経験してきた苦しみや迷いにも、新しい意味を見いだせるようになりました。
試練は罰ではない。
苦しみは終わりではない。
闇は光を知るための対極であり、人生の一部なのだと。
その日から、私は「敵を倒す」という考え方ではなく、「調和を取り戻す」という生き方を学び始めました。
白龍精霊術の根底にも、この教えは静かに流れています。
人を裁くのではなく、人を理解すること。
力で押し切るのではなく、心を整えること。
そして、自分自身の光も影も受け入れながら、より良い未来を選び続けること。
これが、私がバリ島で授かった、何より大きな学びでした。
次章からは、私がバリ島で体験した修行の日々や、精霊術との出会い、そして日本ではなかなか知ることのできない神秘の世界について、少しずつお話ししていきたいと思います。
もし、この旅路に興味を持っていただけたなら。
どうぞ、これからも一緒に歩んでいただければ幸いです。
都 白龍
Master Hakuryu
Founder of Hakuryu Spiritual Arts
※あなたの人生を変えた出会いや出来事があれば、ぜひ教えてください。