1984年、マイケル・ジャクソンはペプシのCM撮影中に、
頭に大やけどを負いました。
マグネシウムの照明が爆発することになっていたのですが、
照明弾は、マイケルからわずか60cmしか離れていなくて、
安全基準が完全に無視されていました。
頭に火が燃え移り、マイケルは重度のやけどを負いました。
普通なら、あまりの出来事にパニックになってしまいそう
ですよね。
ところがマイケルは、救急車に乗せられた時、激しい痛み
の中にいながらも、「子供のころ、サイレンを鳴らして
走る救急車に、一度乗ってみたい」と思っていたことを
思い出し、なんと救急車に乗っていることを楽しんでいた
というのです。
そして、病院に着くと、報道陣が待っていると聞いて、
トレードマークの手袋を持ってきてもらいました。
「こんなときでも、手袋は必要だ」
そんなマイケルらしさが感じられるエピソードです。
後にマイケルは、自分はまだこれだけですんだことに
対して、とても幸運だったと振り返っています。
さらに事故後、ペプシとの賠償金150万ドル(当時の
日本円にして3億6千万)をマイケル火傷センターに
全額寄付しました。
映画「マイケル」でも、うまく再現されていましたね。
そして、マイケルはペプシを訴えることもありま
せんでした。
大変なことが起きても、その中にある小さな楽しさや、
面白さに意識を向けてみると、現実のドラマにはまり
こみません。
何か嫌なことが起きたときほど、ほんの少しだけ
「この中に、何か面白いことはないかな?」と
さがしてみると、転換しやすいかもしれませんね。