FXではよく、
「リスクリワードは1:1以上がいい」
「最低でも1:1.5、できれば1:2を狙うべき」といった話を聞きます。
リスクリワード比率は高ければ高いほど優秀なのか?
私は別にそうは思っていません。
極論、その手法で最終的に利益が残るのであれば、RR比率なんて何でもいいと思っています。
例えば、1万円の損失に対して1万円の利益を狙うなら1:1。
1万円の損失に対して2万円を狙うなら1:2。
逆に、2万円の損失に対して1万円を狙うなら2:1です。
手数料やスプレッドを無視した単純計算なら、1:1の損益分岐勝率は50%、1:2なら約33.3%、2:1なら約66.7%です。
つまり1:2で勝率40%を維持できるなら、それでいい。
2:1でも勝率70%程度を安定して出せるなら、それでもいい。
結局大事なのは、リスクリワード比率そのものではなく、RRと勝率のバランスです。
自分の手法がどの程度のRRを狙えるのか。そして、そのRRでどの程度の勝率を維持できるのか。最終的な期待値がプラスなら、それがその人の正解だと思っています。
では、私がなぜ自分の手法や講座では「RR1:1以上」を基本にしているのか。
理由はものすごく単純です。
"余計なことを考えたくないからです"
「RRは1:1に固定する。あとは勝率50%以上を目指す。」
もちろん実際にはスプレッド等のコストがありますので、50%を少し上回る勝率が必要になります。
ただ、考え方としてはこれだけです。
RR比率を毎回変えてしまうと、自分の好きな具合に、どんどんと主観が入ってきます。そして私は、この「自分の都合で変えられる余地」がトレードではかなり厄介だと思っています。含み益になれば、「せっかく利益が出ているんだから、なくなる前に利確したい」。含み損になれば、「ここで損切りしたら負けが確定するから、もう少し待ちたい」。人間は良くも悪くも頭が良いため、自分に都合のいい判断をします。
いわゆるプロスペクト理論のような心理にも陥りやすくなります。
だから最初から余計な選択肢を与えないことが重要です。
RR比率は1:1。これで終わりです。
「今回はどうしようかな」と毎回考える必要がありません。
私がRR1:1を採用しているのは、1:1が最強だからでも、最も儲かる比率だからでもありません。
"自分の判断をブレさせず、同じトレードを繰り返しやすくするためです"
これは私のFXに対する考え方そのものでもあります。
私は基本的に、トレードでは余計なものをどんどん削ぎ落としていきたいタイプです。
ファンダメンタル分析、経済ニュース、要人発言、インジケーター、SNSで流れてくる相場予想、新しい手法、無裁量トレード。
情報なんて探そうと思えば無限に出てきます。
ただ、情報を増やせば勝てるようになるのかというと、私はまったくそう思いません。むしろ、何一つまともに使いこなせていないのに、あれもこれも手を出している人の方のトレードはブレやすいと思っています。
ダウ理論も中途半端。
インジケーターも中途半端。
ファンダメンタルも中途半端。
そこにYouTubeやらネットで見つけた新しい手法を追加したり、有名なインフルエンサーが「ドル円下がります」と言えば不安になってエントリーをやめる。
それで毎回同じトレードができるわけがないでしょ?
知識を増やすことと、トレードが上手くなることは別物です。
私はかなりの面倒くさがりなので、そんなに色々やりたくありません。ダルいので。
だから私は、ダウ理論を徹底的にやりました。あれこれ広げるのではなく、一つのものを深く掘ることに専念しました。
FXはただでさえ、お金が絡むことで人間の感情が入りやすい世界です。
だったら、自分でさらに判断材料を増やして複雑にする必要はないと思っています。何を追加すれば勝てるのかではなく、何を削ぎ落とせば、同じことを繰り返せるのか。私はこっちの方が大事だと思っています。
なので改めて言いますが、RR比率は1:1でも1:2でも2:1でも構いません。
自分の手法に合っていて、最終的な期待値がプラスならそれでいい。
ただ私は、自分のトレードから余計な思考や主観をできるだけ排除した結果、「RR1:1」という非常にシンプルなところに落ち着きました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
1ミリでも興味がありましたら、ココナラからお気軽にメッセージをいただければと思います。