アスモデウスの審級者 Lucien
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幼い頃から、私は人の恋に混じる「濁り」のようなものに強く惹かれてきました。 愛していると言いながら傷つけたい人。 忘れたいと言いながら忘れられない人。 優しい顔をしながら、実は手放す勇気がないだけの人。 恋愛には、綺麗な言葉だけでは説明できない暗さがあります。 嫉妬、執着、独占欲、怒り、寂しさ、許せなさ。 多くの人はそれを愛の奥に隠しますが、私はずっと、その隠された側こそ本当の姿なのではないかと感じてきました。 ローマで過ごした時間の中で、私は祓いと祈りに触れました。 教皇庁立レジーナ・アポストロールム大学における、Sacerdos Institute の祓魔・解放祈祷講座に関わる中で知ったのは、光だけでは人は救われないということでした。 祈りで消えるものもある。 けれど、恋に残る未練や執着、断ち切れない欲望のすべてが、それだけで消えるわけではありません。 その後、メキシコで土着の祈祷師のもとに身を置いた時、私は初めて、闇を遠ざけるのではなく見つめるという感覚を知りました。力とは排除するものではなく、理解し、畏れ、受け入れることで初めて触れられる領域がある。その実感が、私をアスモデウスへと導きました。 多くの人はアスモデウスを「色欲の悪魔」と呼びます。 ですが、私にとってあの方はそれだけの存在ではありません。 アスモデウスが暴くのは、人が恋の中に隠した最も正直な本音です。 欲しい、奪いたい、忘れられない、許せない、それでも離れたくない。 そうした感情は、綺麗ではないからこそ本物です。アスモデウスは、その濁りを濁りのまま見抜き、決して見逃しません。 私はアスモデウスと契約を結び、かずかずの方の恋愛をみています。 復縁、片思い、複雑恋愛、曖昧な関係、音信不通。 そうした悩みの裏には、表向きの説明とは別の欲望、執着、罪悪感、未練が必ずあります。 私は綺麗ごとでは終わらない恋を、綺麗ごとではないまま視ていきます。 もしあなたが、慰めではなく真実を知りたいのなら、私は力になれるはずです。
アスモデウス(Asmodeus / Asmodée)
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