神奈川県生まれ。幼少期の8歳で筆を手にし、2025年現在まで毎日書道会で研鑽を積み、師範を取得。書道は礼法や型を重んじる伝統文化でありながら、私にとっては常に「今の自分を映す鏡」のような存在でした。練習を重ねるほど、線には感情、呼吸、心の状態、そしてその日の景色までが映り込むと感じるようになり、次第に“書=文字”ではなく、“書=感情の形”として向き合うようになっていきました。 その思考が転機となったのは、書を日常の中に取り戻すという意識でした。書道は特別な場所や筆を持った人だけのものではなく、もっと自由で、もっと生活に寄り添うものとして感じてほしい。その思いから、写真や映像、音楽や食、武道など、異なる文化や現場とのコラボレーションに挑戦しはじめました。 飲食店の空間演出、ライブ会場でのパフォーマンス、パッケージやブランドロゴ、ジャケットデザイン、映像作品の題字など、国内外の多様な制作に携わる中で、「書が空間や体験を変える力」を強く実感しています。静けさが宿る線、強さを語る線、ほろりと涙がこぼれるような柔らかい線──同じ言葉でも、感情が変われば筆致はまったく変化する。書は、言葉を超えて人と人をつなげる媒介になるのだと感じています。 活動の軸には、常に一つのテーマがあります。 「書道の伝統を自由で楽しい表現に変換すること」 そしてもうひとつ、 「心と暮らしを結ぶ“余白のアート”として届けること」。 筆を持ち、墨の香りに包まれ、呼吸が静まり、線が走る。 その瞬間は、まるで自分の内側が整い、調和していく時間です。単なるスキルや技術を提供するのではなく、人が“自分と向き合う時間を持てる文化”として書を届けたい。それが、私が活動を続ける理由です。 展示やワークショップでは、筆の動き・音・呼吸・光・余白までを含めた“体験そのものが作品になる空間づくり”を大切にしています。葉山や都内を中心に展示を行いながら、海外へ向けた作品提供やイベント、命名書制作、個別レッスンを展開し、書を通じて文化や感情が交わる場を育てています。 日本の文化には、「かたちの中に、ことばを超える意味を宿す」という精神があります。私はその感性を現代に繋ぎながら、固定概念に縛られない表現を探し続けたい。書道を“敷居の高い伝統”ではなく、“呼吸を取り戻すアート”として世界に届ける──それが私の目指す道です。 言葉を越えて心が響く瞬間を、書を通じてつくれるよう、これからも誠実に筆を走らせていきます。

ハンバーガー屋さんとのコラボパフォーマンス

アーティストライブ書道演出

名前ロゴ

居合道ロゴ / Brazil
デザイナー / グラフィックデザイナー 経験年数 : 14年
書道師範 2022年5月

























