分野を越えて人生を見てきた人です
はじめまして。複数の医療機関を経営している者です。
私は、ひとつの道をまっすぐ進んできたタイプの人間ではありません。
医療、動物、仕事や経営、お金、人の感情、そして神社という、少しずつ違う世界を行き来しながら生きてきました。今振り返ると、「何かを極める」というより、「いろいろな現場に立ち会ってきた人生」だったように思います。
医療や健康のことに触れ、命の重さや不安を抱える人の気持ちを見てきました。
動物のことを通して、言葉を持たない存在に対する責任や、後悔や愛情の形を知りました。
仕事や経営、お金の世界では、理想だけでは回らない現実や、決断の重さを経験しました。
そして人の感情や人生の選択に触れる中で、「人は簡単には割り切れない存在だ」ということを何度も実感してきました。
同時に、神社の作法や考え方にも触れてきました。
そこは何かを願う場所であると同時に、静かに自分を見つめ直す場所でもあります。
正しさを求めるよりも、心を整えることの大切さを、私はそこで学びました。
私自身も、迷ったり、立ち止まったり、選択に悩んだりしながら生きてきました。
「これで良かったのか」「別の道もあったのではないか」と考えたことも、一度や二度ではありません。
だからこそ、悩んでいる人の気持ちが、特別なものだとは思えないのです。
それはとても自然なことだと感じています。
この相談所を作ろうと思ったのは、
「悩みをジャンルごとに切り分けられない人」の居場所があまりに少ないと感じたからです。
恋愛と仕事、健康とお金、家族と将来、不安と罪悪感。
現実の悩みは、たいてい混ざり合っています。
それを無理に分けるより、まとめて見ていい場所があってもいいと思いました。
私は、答えを持っている人間ではありません。
誰かの人生を決められるほど、賢くも強くもありません。
ただ、いろいろな現場を見てきて、いろいろな迷い方を知っているだけです。
だからこの相談所では、
「正解を出す」ことよりも、
「整理する」「一緒に眺め直す」ことを大切にしています。
うまく話せなくても構いません。
泣いても、黙っても、言葉がぐちゃぐちゃでも大丈夫です。
私は、
“導く人”ではなく、
“隣に座る人”でありたいと思っています。
人生の途中で少し立ち止まりたいとき、
誰にも言えないことを置きたいとき、
自分の気持ちを整え直したいとき。
そのための、静かな場所でありたいと思っています。