柚 もち
たいてい夜間に店番中
いま地球には、約78億人がいるんですって。 そのうちのひとりが、あなたでわたし。 奇跡のような確率で、おしゃべりができるってことで。 それだけでもう、特別な気がしません? だけど。そんな奇跡を喜べないときがある。 どうしようもなく、苦しいことがある。 前向きに苦しい事なら、自分ひとりでも乗り越えられるけど、 いま、あなたが、この文章を読んでくださってるってことは、 きっと、どうしようもない時だってことで。 持て余してるもの、抱えてるきもち、 重たくてたまらないもの。 そういうのを、そっと口にする間、 店番の柚もちが、一緒に居ます。 ほんとうは、想いをただ口にするだけなら、独り言でいい。 でも。その独白は、どうしてもあなた自身を傷つけてしまいがちで。 結局、全部をひとりで抱えてる事実から1ミリも動かない。 そこに誰かがいる、っていう、 とっても単純なことが、 たったそれだけが、 どうしてだか、大きく作用することがあるから。 その時間を、あなたと一緒に過ごします。 でも。 こんなこと言ったら… こんな気持ちなんて… そんなふうに、躊躇っちゃいますよね。 だって、そう言われて生きてきたから。 直接じゃなくても、誰かがそう、否定されるのを見てきたから。 世の中は、そういうものだから。 そんなふうに、押しつけられて、我慢させられてきたから、 ここでもまた、そうなるんじゃないか、って思うと、 怖くて、動けなくなっちゃいますよね。 もちろん、わたしは「ヒト」ですし、 私なりの考え方だったり、信じるものだったりがあります。 きっと、そういうのは消そうとしても消えないものだと思うんです。 だから、どなたさまもご安心を!とは言えません。 けれど、なるたけ、できるだけ、 楽な気持ちで話してもらえたら。 そう思っています。 なので。 ここは「茶話処 ふう」で、 お相手は、店番の「柚もち」が致します、ということで(^ー^) ふわふわもちもち、白あん入り。 酸っぱくてほろ苦い、いい香りのする柚を、 輪切りにして、お砂糖漬けにしたものを添えた、 ちいさな和菓子になら、遠慮も気兼ねもいりません。 どうぞお気軽に、お好きなように話してくださいまし。 あなたの気持ちのおすそわけを、ここで待っています。