口伝学開発者の若松です。多くの学生さんは学習時間をムダにしています。口伝学はこのムダを無くします。
今から50年前、小学6年の教室で私は居残り学習をさせられていました。
先生は「漢字300字を書いて提出しろ。」と言って職員室に帰っていきました。
教室では私一人ぼっち。しかも、大嫌いな漢字の書き取りをさせられて。
母親は「この子を叩いてでもいいから補習させて下さい。」と先生に懇願していました。
鬼のような母親とひどい先生、冷たいクラスメイト。
当時の私の成績はクラスで最下位。
宿題なんか何にもせずに登校するものだから先生に怒られ、結局、放課後に補習の毎日。
出来の悪い子供はよくイジメの対象になります。
放課後、私は力の強い子によくイジメれていました。
「普通の人になりたい。」「学校の校舎は爆弾に当たって壊れてしまえ。」これが当時の私の本心でした。
授業中、黒板に書かれた漢字をノートに写すのに隣の子は5文字程度をサラサラと写します。
私は例えば漢字の「疑」を2回、3回に分割してノートに書いていました。
その姿を隣の女の子にバレて恥ずかしい思いをしていたのを思い出します。
当時、私は発達障害、軽度のディスレクシアだったのです。
そのことを知ったのは31歳の時でした。
ある発達障害の程度を知るテストを受けて、はっきりと自分がそうだと分かりました。
同時に、これは「天のギフト」だと知りました。
天のギフトとは鬼の親、非情の先生、冷たいクラスメイト、いじめっ子などのボスキャラを与えられたこと。
このゲームで身をもって習得したことは「自分は弱い。人の2倍やらないと普通になれない。」「泣いて誰かにすがっても根本解決しない。努力するしかない。」ということ。
こんなハードモードを小学6年生の時に経験したので、その後の私のマインドは「人の2倍努力は当たり前」になりました。
この「人の2倍努力の実践と継続」がその後の私を成績上位に変えました。
その後国立大学に一発合格を果たし、有名企業に就職し、38年間同じ会社に勤めて60歳で定年退職しました。
40歳の時、こんな人がいるんだあと感心したことがありました。
工場の在庫管理や生産管理のデジタル化を進めるために富士通のSEさんと会合を進めている時です。
言葉では表現しにくい計算式や構造の話ができずにイライラしていた時に、彼はまるで私の背中のかゆい所をゴリゴリと掻いてくれる爽快さで計算式や構造を説明しました。
その時に私が思ったのは「この人になりたい。」です。
この人と私との違いは何か?を分析すると、私には言葉、語彙が足りない事でした。
そこで漢検1級取得に取り組みました。ここでのボスキャラは6000字もの字の多さでした。
私の解決策は「書かずに学習する」でした。
書いてたらいつまで経っても合格できないと分かったからです。
漢字を1音、2音の部品に分解してPC入力で合成変換させたら書かずに学習できました。
こうしてボスキャラをやっつけて漢検1級に合格しました。
その後、この手法を体系化し、誰でも同様にできるように簡素化したものを「口伝漢字字典」として電子出版しました。