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あのひとの声を届ける「再会の汀」
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五行連綿占術・タロット翻訳(グリーフケア
女性
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ーもう一度だけ、話せるとしたら―  北の汀の代筆家が綴る【五行連綿の結び文】

物心ついた時には眼鏡でした。 時はまだ昭和、ネットも携帯すらない時代。北国、青森県での話です。 「朔ちゃんが目が悪いのは、おばあさんのおばあさんが頑張った証拠だよ。でもあんまり人に言っては駄目だ。」 祖母は笑ながらいつもそういっていました。 今よりずっと昔の明治時代、本州最北の霊場で、光を失いながらも人々の想いを言葉に換えていたという高祖母。その血を引いているからだと。 【初めての翻訳】 私がタロットを握ったのは、中学入ってすぐの事でした。本当に楽しくて仕方がありませんでした。 ある日、たった一人の友人が愛犬を亡くし、家にいると泣いてばかりいる、といった相談をされました。 「私が何とかしなければ」。無我夢中でカードを展開し、やっとの思いで出た言葉。 「ワンちゃんは遊んでくれてありがとう、とても嬉しかったと言ってるよ。」 たったそれだけの言葉でした。占いと呼べるレベルの代物ではありませんでしたが、 それでも、友人はボロボロと涙を流し、そして笑ってくれました。 その時、私は知りました。 私の占いは予言ではない。止まってしまった誰かの時間を、再び動かすための「再会の汀(みぎわ)」なのだと。 その日から約30年。 学生から社会人へと歩みを進める中、私は普通の会社員でありながらも、ずっとタロットと共に、厳しい現実に直面した想い達と向き合ってきました。 そして色々な人たちの言葉に背中を押され私は今、ここに立っています。 私には、魔法のような不思議な力はありません。 あるのは北の風雪に耐え、眼鏡とカード達と共に生きてきた歳月、そして実直なカード達の言葉だけです。 【亡き人への手紙を綴る】 ここは、現世の論理では解決できない後悔や悲しみを、星の巡りとカードの囁きによって「物語」として書き換え、供養するための場所です。 僭越ながらあの方の想いを翻訳し、代筆させていただきます。 これからも私は一生懸命頑張ります。いつか私に孫ができた時、昔おばあちゃんが私にしてくれたように、優しい秘密の話を聴かせてあげるために。 伝えられなかった言葉はありますか? 静かな北の汀で、あなたのお越しをお待ちしてますね。