大人女子のための　‟明るい数学”

　数学とは、日本の学校の授業で生徒たちが一番暗い顔で受ける教科である。 　私は大学・大学院の理学部数学科をでて、地方の公立高校で17年間数学教師をしていました。 　生徒たちは他の授業、特に体育・音楽では満面の笑みでハツラツと活動し、座学（5教科）でも数学以外の教科では比較的穏やかな表情で授業を受けている。。。。。なのに、数学になると誰しもが能面のように無表情となり、教員と視線を合わさないという決死の覚悟さえ窺える態度で授業に参加している。もちろん、数学と関係ない内容では笑うこともあり、そのことは非常によく覚えている様子。 まあ、これが学生時代の数学の一般的な扱われ方である。　（例外で、妙に嬉しそうに数学を好む生徒もいるが・・・） 　さて、学生時代で数学の苦しみは終了したはずなのに、社会人となりまた数学に向き合うこととなった奇特な方々には、ぜひ楽に数学をたしなんでほしいと思います...