SAPとはなんですか?ということを聞かれることがあるので、スーパー簡単に自分なりにまとめてみました。
もしここは違うのでは?という異論があったら修正したいので教えていただけると幸いです。
1,SAPとは何か?
ERP(Enterprise Resource Planning)と呼ばれる会社の業務を丸ごと取り込んだ大きなソフト
ドイツ生まれ、たぶん世界一使われているERP
システムに業務を合わせる志向が強く(ある意味正しい)、それが日本では好き嫌いが分かれるところ
FI(経理)CO(管理会計)MM(調達と在庫)SD(売り上げ管理)といったモジュールに分かれている
それがリアルタイムでリンクしている
強味だと思うところ:世界標準であること、会社の使用する同一国あるいは世界各国のグループ社内で同じルールで使われ、同じ切り口や粒度や定義のデータが集まるから、グループで経営側が見るとき非常に使いやすい
*僕はUSER側から見ても、人に聞けたりして使いやすいと思っていますが
入門本を見ますと、SAPの強みは
A、どの業界でも対応できる
B、グローバルスタンダード
C、広範囲の業務をカバー
となっているようです。
A、どの業界でも対応できる・・・本当に多岐な機能があり、そうかもしれませんが、業界により合う合わないはあるでしょうね。でも僕はSAPが好きです(^^)
B、グローバルスタンダード・・・これはその通り。外資だと転職時にSAPが使えるというのは大きな強みです。
C、広範囲の業務をカバー・・・そう思います。さきほど紹介した各モジュールで会計を中心に多くのエリアがつながっていて、それが同じ操作体系で使えるのは楽ですよね。あと会計伝票から気になるところをWクリックしていけば在庫の動きや在庫マスター、売上や受注やお客様情報までたどっていけるのは助かります。それまでバラバラのシステムを使ってやっていたことが1個でできるようになったのは、はじめてSAPを使った時には感動でした。
2,権限の話
全員が全モジュールやモジュールの中の全メニューを使えるわけではなく、会社がその人に認めた権限しか使えません。例えば売掛金を入力する人はVendoer Codeを作れないようになっていたりします。(同じ人が不正にVendor作ってBookして払ったりしないように)近年の内部統制強化の動きに伴って、年々ここは強化されていますね。
3,マスターの話
SAPはマスターのお化けともいわれるようにです。
たとえば1個伝票を入れるためには、仕訳にもよりますが勘定科目マスター、Cost Centerマスター、Profit Centerマスター、Segmentマスター、・・・と多くのマスターを整えておかないとなりません。
それが在庫に関わる伝票ですと、その元となるMMモジュール側で、その在庫品目の品目マスタ―への登録が必要で、品目マスター登録画面を見ると設定すべきタブが10個くらいあって、その中でいろんなマスターからの選択項目があって・・・僕はMMは専門ではないので、品目作るのはたいへんだ!と思ってしまいますね。
つまり、SAPでマスター設定は大きな肝です。
ここを正しく設定しないために、MM側で在庫廃棄したら全然関係ない仕訳が流れてきて、それを毎回正しい科目に振り替えるのが月次業務になっているという馬鹿馬鹿しいことが昔あったのを思い出しました。
4,標準で導入するかカスタマイズするかという話
できれば全業務を標準機能だけでやれればいいのですが、なかなかそれは難しくカスタマイズすることが必要になってきます。でもカスタマイズもやりすぎるとお金がかかるしバグもできるし、いろいろ問題があるようですね。
カスタマイズメニューはWEB検索で調べられないし。
5,レポートの話
SAPでデータを抽出したりレポートを作る(画面で表示)>それをExcelにダウンロードして加工(Pivot処理が多い)>上司やマネジメントが見て使えるレポートに仕上げる
というのがSAPを使っていて非常に多い業務です。
そのとき、どういうデータを抽出するか(Variant)、抽出したデータのレイアウトをどうするか(Layout)を保存するのがSAPは非常にわかりやすくて簡単なので、これは重宝しますね。例えばXX奉行とか(これはサポートが手厚く僕が大好きなソフトですが)は、それらを即座にレポート作りながら保存できないので、やりにくいです。SAPはそこが得意です。
6、サポート体制
サポート体制は会社によって大きく違うと思います。
日本にサポートセンターがあればいいのですが、外資だとだいたい海外にサポートセンターが行ってしまいますよね。(外資だと導入すら海外からのサポートでやりますかね)日本企業の場合は日本語サポートがつくのでしょうか?知りたいところです。
時差もあり、英語の問題もあり、なかなかこれはつらいところです。サポートチケットを切って、サポートチャットが来てそれがインド人だと緊張しますね(^^;)