日本株のデイトレードでirisを使うには|TradingView版活用ガイド

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マネー・副業
こんにちは、ほうきぼしです。

最近、「irisは日本株でも使えますか?」というお問い合わせを続けてよくいただくようになりました。株式市場が賑わっていることもあり、FXから株へ、あるいは株からトレードの世界に入られる方が増えているのを肌で感じております。

そこで今回は、日本株のデイトレードでirisをお使いになる場合の考え方と、実際に始める前に知っておいていただきたい実務的なポイントを、一つの記事にまとめてみました。ご購入をご検討中の方にも、すでにお使いの方にも、参考にしていただけましたら幸いです。

## irisは日本株の個別銘柄でも使えます

まず結論から申し上げますと、irisはTradingView上で表示できるチャートであれば、日本株の個別銘柄を含め、どの銘柄・どの時間足にも適用いただけます。TradingViewのインジケータはチャートに対して働く仕組みですので、トヨタでも、新興の小型株でも、日経平均でも、同じロジックでラインとサインが表示されます。

ただし、正直に申し上げておきたいことがあります。irisはもともとFXや株価指数を中心に開発したインジケーターです。日本株の日中には、後述するような独特のリズムがありますので、「使える」ことと「ご自身の銘柄と相性が良い」ことは分けてお考えいただき、導入後はまず検証から入っていただくことをおすすめしております。

## irisの見方のおさらい

TradingView版のirisは、買い・売りのサインを表示する本体(iris Bird indicator)と、高値・安値のラインを描くirisline の2本構成です。

本体のロジックを概念だけご説明しますと、一般的な平均ではなく中央値(メジアン)をベースにした移動平均で「相場の真ん中」を捉え、その上下にボラティリティ(ATR)に応じて伸び縮みするバンドを形成しています。終値が上側のバンドを抜けたら上昇トレンド(青)、下側を抜けたら下降トレンド(オレンジ)と判定し、切り替わった瞬間にサインが表示されます。バンド幅が値動きの大きさに合わせて変化するため、小さな揺れには過剰に反応せず、意味のある抜けだけを拾いやすくする設計です。

## 日本株の日中ならではの注意点

FXと比べたとき、日本株の日中には次のような特徴があります。

まず、寄り付き直後の急な値動きです。前日の材料や海外市場を織り込んで、9時台前半は値が飛びやすく、トレンド判定が安定するまで時間がかかることがあります。次に、お昼休みです。前場と後場の間で板が一度リセットされるため、値動きのリズムがそこで途切れます。そして、銘柄ごとの流動性の違いです。出来高の少ない銘柄では値が飛び飛びになり、サインの出方も荒くなりがちです。

こうした特徴は、どのインジケーターをお使いでも向き合うことになるものですが、irisで見る場合も「寄り付き直後のサインは一呼吸置いて確かめる」「出来高の乏しい銘柄では慎重に」という意識をお持ちいただくと、付き合い方が安定してくるかと思います。

## デイトレードでの基本の使い方

irisはトレンドの方向と転換点を捉えるトレンドフォロー型のロジックです。ですので、方向感のある場面で力を発揮しやすい一方、方向感の乏しいレンジではサインが増えやすい性質があります。

レンジかどうかの見分けは、特別な指標を足さなくても、irisのライン自体の振る舞いで判断できます。ラインの色(青とオレンジ)が短い間隔で何度も入れ替わっている、ラインが横ばいで角度がついていない、価格がラインを何度もまたいで行き来している場面はレンジと見て見送り、同じ色のまま角度を保って一方向に伸びている場面を狙うのが基本です。

また、時間足を一つに絞らず、上位の時間足のirisで環境認識を揃え、下位の時間足では上位と同じ方向のサインだけを拾う、という使い方もおすすめです。たとえば日足や1時間足で方向を確認し、5分足や15分足でエントリーのタイミングを探る形です。エントリーを増やすためではなく、絞るためにirisを使う。この意識が、デイトレードでは特に効いてくると感じております。

## 組み合わせるなら、VWAPと出来高

irisはトレンドの方向と転換を見るという役割については単体で完結するよう設計していますが、日本株のデイトレードで何かを組み合わせるなら、役割の重ならないものを少数だけ、が私の考えです。

具体的には、VWAPと出来高が相性の良い候補です。VWAPは日中の買い方・売り方の優勢を示す基準線として広く使われており、VWAPより上ではirisの買いサインを、下では売りサインを優先する、といった形で自然に噛み合います。出来高は、サイン発生時に勢いが伴っているかの確認に役立ちます。

逆に、MACDやRSIのようなオシレーターはトレンドや勢いの判断という点でirisと役割が重なりやすく、サイン同士が喧嘩して迷いの元になることがあります。ATRはirisの内部ですでに考慮されている要素です。インジケーターは増やすほど良いわけではありませんので、まずはiris単体でサインの性質に慣れ、そこから必要に応じて足していく順番をおすすめいたします。

## 始める前の実務的な準備

日本株のデイトレードでirisをお使いになる場合、TradingView側でいくつか知っておいていただきたい点があります。

一つ目は、リアルタイムデータです。TradingViewでは、東京証券取引所のデータは標準では遅延配信となっており、日中にサインをその場でご覧になるには、取引所ごとのリアルタイムデータを別途購読する仕組みになっています(プランの有料・無料とは別の、データ利用料です)。引け後の振り返りや銘柄選びだけでしたら遅延データのままでも十分お使いいただけますので、リアルタイムでの判断に使いたくなった段階でのご購読でもよろしいかと思います。

二つ目は、インジケーターの表示枠です。無料プランでは1つのチャートに同時表示できるインジケーター数に上限があり、irisの2本で枠を使い切る形になります。VWAPなどを重ねてお使いになる場合は、有料プラン(Essentialなど)をご検討いただくのが確実です。

三つ目は、リプレイ機能での検証です。TradingViewのリプレイ機能を使うと、お取引予定の銘柄の過去の日中の値動きでサインの出方をじっくり確認できます。ご自身が取引できる時間帯に絞って検証していただくと、何よりの判断材料になるかと思います。


## おわりに

irisはあくまでご判断を補助するツールであり、利益を保証するものではありません。相場に絶対はない、という前提はどの道具を使っても変わりませんので、まずは小さく検証しながら、ご自身の銘柄・時間帯・スタイルとの相性をゆっくり確かめていただけましたらと思います。

ご不明な点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。皆様のトレードの良き相棒となれますよう、これからも誠実に対応してまいります。

ほうきぼし
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