はじめに
前回の記事でご紹介したSQLテンプレート集は、「欲しい数字を出す」ためのものでした。ただ、数字が出せるようになっても、別の悩みが残ります。
毎朝の数値確認、週次・月次の報告書づくり、A/Bテストのたびの集計。どれも「やることは決まっている」作業なのに、毎回手作業で時間を取られてしまう。この定型作業を仕組みに任せるのが、今回の資料の出発点です。
Claude CodeとBigQueryを組み合わせて検証してきた自動化の仕組みを、コピペで組み立てられるレシピとして15本にまとめ、コンテンツマーケットに出品しました。
収録している15本について
全体は5章構成で、日常のレポート作業から少し発展的なものまで順に並べています。
第1章「レポート自動化編」(4本)は、月次事業報告書の自動作成、GA4日次レポートの毎朝Slack通知、週次レポートのMarkdown自動生成、BigQueryからGoogleスプレッドシートへのレポート自動更新です。報告書まわりは、実務でとくに時間を取られがちな部分だと思います。
第2章「分析自動化編」(5本)は、自然言語からのSQL自動生成と検証、AgentモードでのEC売上分析、A/Bテストの自動集計と統計検定、アトリビューション分析、GA4イベント設計書の自動生成です。
第3章「異常検知・仮説生成編」(2本)は、売上急落の検知アラートと原因仮説を立てる3段プロンプト。第4章「広告運用編」(2本)は、複数媒体のROAS一括比較と予算配分提案書の自動生成。第5章「発展編」(2本)は、LTV予測モデルの構築と、複数ECサイトの一括監視です。
なおレシピには、Claude Codeと対話しながら進める「対話型」と、PythonとClaude APIで無人実行する「API型」の2種類があり、各レシピにどちらの方式かを明記しています。
使い方
各レシピは「完成プロンプト+SQL/スクリプト+手順」の3点セット。置換箇所を自分の環境に書き換えれば組み立てられます。用途・前提環境・想定結果・カスタマイズポイントもレシピごとに付け、前提環境の準備はPDF冒頭のガイド編で解説しています。
こんな方に向いています/向いていない方もいます
向いているのは、GA4とBigQueryの連携が済んでいて、Claude Codeを使っている(または使い始めたい)方、レポート作成や定型分析に時間を取られているEC・Web担当者やフリーランスの方です。
向いていない方もいます。BigQueryへのエクスポートが未設定の方、Claude Codeを使う予定のない方には合いません。またこれは「ご自身で組み立てる」ための自走用レシピ集です。自社向けの設計を一緒に進めたい場合は、スキルマーケットの伴走型サービス『Claudeの活用法を一緒に設計します』のほうが向いています。
注意点
Claude CodeやAPIの仕様は更新が速く、時期によって手順の一部が変わる場合があります。モデル名などは最新のものへ読み替える前提でお使いください。また自社データでの実行結果を保証するものではありません。レシピはZennで公開してきた内容を、パラメータ化と手順整理で実務用に整形したものです。
おわりに
定型レポートに取られている時間を、分析や施策を考える時間に戻したい。そんな方は、この記事の下に表示されている『Claude Code×BigQuery 自動化レシピ集』をのぞいてみてください。まずは毎朝のSlack通知から試すのが入りやすいと思います。