「あなたは強いから大丈夫」という言葉に、ふと立ち止まってしまうとき

「あなたは強いから大丈夫」という言葉に、ふと立ち止まってしまうとき

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つらい出来事が重なったり、心身ともに限界を感じているときに、「あなたは強いから大丈夫」「あなたなら乗り越えられる」といった言葉を掛けられて、かえって苦しくなってしまった経験はないでしょうか。

大きな不安や痛みを抱えている最中にそう言われると、まるで「まだ頑張れるでしょう」と突き放されたように感じてしまうことがあります。

今回は、ご相談を受けて感じた「強さ」という言葉の捉え直しと、一人で抱え込みすぎてしまう方が自分を守るための視点についてお伝えします。

「強さ」とは、平気でいられることとは限らない


生年月日から見立てると、持っているエネルギーの勢いが非常に強いタイプの方もいらっしゃいます。

ですが、ここでいうエネルギーの「強さ」とは、「傷つかない強さ」や「何があっても平気でいられる強さ」とは限りません。

どんな風雨にも耐えてすべてを受け止める大地のように、本質的には「どんなに苦しくても愚痴を吐かず、限界まで一人で耐え抜いてしまえる粘り強さ」を持っている、という見方もあります。

つまり、「強いから平気」なのではなく、「並大抵ではない重圧を一人で背負い込めてしまうほど、優しく、我慢強く踏ん張ってきた」ということです。

自分では「当たり前」にやってきたことかもしれませんが、それは決して簡単なことではありません。まずはそれほどまでに一人で抱え込んできたご自身の歩みに、そっと目を向けてみてほしいのです。

「踏ん張り直す」ことだけが答えではない


心身の限界を迎えたとき、「ここから這い上がらなきゃ」「また力を振り絞って戦わなきゃ」と思い詰めてしまう方も少なくありません。

けれど、もし「立ち直る」という言葉が「再び気力を振り絞って耐え続けること」を指すのであれば、もうそこまで無理をする必要はないのかもしれません。

これ以上踏ん張ることを自分に強いるのを、一度やめてみるという選択肢もあります。

体や心に限界のサインが出ているのは、決して何かに負けたからではなく、これまで限界を超えて頑張り抜いてきた証拠でもあります。

「もう一人で背負うのはやめて、溜め込んできたものを外に出して休もう」

と、立ち止まるきっかけが訪れたのだと捉えてみるのはどうでしょうか。

強い意志を「自分のため」に使う


もし、自分の中に人一倍の意志の強さや粘り強さがあるのだとしたら、その使い先を少し変えてみるのも一つの方法です。

これまでは、誰かを支えるためや、厳しい状況に耐え抜くためにその力を使ってきたかもしれません。

これからは、そのエネルギーを「自分自身を全力で休ませるため」「自分の身を守るため」に使ってみるという見方もあります。

・不安や弱音を外に吐き出す
これまで「自分がしっかりしなければ」と抱え込んできた分、頼れる専門家や信頼できる人に、不安や本音を少しずつ言葉にして渡していく。

・周りのサポートに身をゆだねる
一人で解決しようとせず、差し伸べられた手や仕組みに甘えてみる。

無理に焦って前に進もうとしなくても大丈夫です。

まずは温かいお茶でも飲みながら、ここまで一人で頑張ってきたご自身の身体と心を、優しく労わってあげてください。

あなたの味方は、あなた自身であっていい。


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