中国旅行は安全?数字で見る治安と、備えたい4つのこと

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「中国は危険」「いや、世界有数の安全な国」。どちらも耳にしますが、数字を並べると、どちらも半分だけ正しいことが分かります。
ギャラップの世界調査(2024年)で「夜に一人で歩いても安全」と答えた人は、中国が94%、日本が78%でした。ただしこれは「安全と感じるか」を聞いた調査で、犯罪の実数ではありません。殺人発生率は日本の約2倍ですが、アメリカの約10分の1という水準です。
外務省の海外安全ホームページ(2026年10月19日確認)で危険レベル1が出ているのは、新疆ウイグル自治区とチベット自治区です。それ以外の地域に危険レベルの指定はありません。ただし「指定なし」は何も注意しなくてよいという意味ではなく、個別の注意点は「スポット情報」として別に出されます。
備えが必要なのは、次の4つです。
①道路の安全:WHO推計(2021年)で道路事故の死亡率は、中国が10万人あたり17.4人、日本が2.7人。数字で最も差が大きいリスクです。赤信号でも右折できる交差点が多く、電動バイクは音が静かで歩道も走ります。
②詐欺・ぼったくり:暴力より、声をかけてくる人や相場から外れた請求への注意のほうが現実的です。
③法律:反スパイ法、軍事施設などの撮影制限、デモ・宗教活動の制限など、日本と運用が大きく違う点があります。通常の観光では該当しにくい内容ですが、出張や調査、取材に近い活動は特に注意が必要です。
④医療費:外国人が使う医療機関は先払いで、日本より高額になる場合があります。海外旅行保険に入ってから出発するのが現実的です。
通常の観光なら、備えたうえで行けるというのが数字から見た結論です。まれな個別の事件で全体を判断せず、上の4つに備えるのが現実的です。
(最新の渡航情報は、渡航前に必ず外務省の海外安全ホームページでご確認ください。)
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編集部
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