透き通る氷の雫

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こんにちは!寺西巧です。

木々の枝先が凍てつくような冷たい朝にふと外の景色を眺めてみると軒先からこつ然と現れた一本のつららが朝日に照らされてキラキラと眩しい輝きを放っていました。

自然の冷たさと温かな光が重なり合って作り出されたその無駄のない造形美はまるで時間がぴたりと止まってしまったかのような圧倒的な静けさと力強さを感じさせます。

私たちは普段の暮らしの中で目まぐるしく変わる流行や情報に追われてしまいがちですがふと足を止めて自然が織りなす細やかな変化に目を向けてみると忘れていた大切な感覚を思い出します。

映像を作る仕事に向き合っているときも画面の中にどれだけの要素を詰め込むかではなくどれだけ研ぎ澄まされた本質をそこに宿せるかという引き算の視点が何よりも大切になってきます。

カメラのフレームという限られた世界のなかで光の当たり方や被写体の持つ本当の表情を丁寧にすくい上げることによって見る人の心に深く響くような一瞬を切り取ることができるのです。

あの鋭くも美しい氷の雫が短い冬の光のなかで静かに存在感を放っているように自分自身も日々の制作活動を通じて本質を見失わず妥協のない表現を追求し続けたいと強く願っています。

慌ただしい日々のなかに身を置いているとどうしても視野が狭くなってしまいがちですが時にはすべてをリセットして澄んだ眼差しで目の前の景色や事象とじっくり向き合う時間が必要です。

心の中にある余計なノイズをきれいに洗い流して本当に伝えたいメッセージや温度感だけを純度高く残していくことこそが表現者にとって最も価値のある営みなのではないでしょうか。

自然が何気ない日常のなかにそっと用意してくれた小さな奇跡のような美しさに気づくことができるような柔軟な感性をこれからも大切に持ち続けていきたいと改めて心に誓いました。

静かな朝の光をたっぷりと浴びて透明に輝くあの氷の雫のように誰かの心にすっと染み入るような清らかで温かな物語をこれからも一つひとつ丁寧に紡ぎ出していきたいと思います。
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