返事のこない画面を、夜じゅう見つめてしまうあなたへ。恋愛鑑定士の香夜(かや)です。今日は、わたしが眠れなかった半年のことを話させてください。

大学時代に出会った人と、七年付き合いました。就職してからも、その関係は続いていました。ある夜、その人から告げられたのは一言だけでした。「一緒にいる未来が見えない」。わたしは、理由をそれ以上聞けませんでした。聞いたら本当に終わってしまう気がして、言葉が出なかったのです。「未来が見えない」という言葉は、冷たくも、やさしくも聞こえました。どちらの意味なのかを確かめる術も、そのときのわたしにはありませんでした。問い返せば、何かが変わったのではないか。問い返さなかった自分を、あとから何度も責めました。その夜、部屋は不思議なほど静かでした。泣くこともできないまま、ただ天井を見ていたのを覚えています。それから半年ほど、夜になっても眠れませんでした。昼間は普通にしていられました。仕事もして、人とも話して、帰り道には笑うこともできたのです。布団に入ると、スマホを開いてしまいます。自分が最後に送った文面と、そこについた既読の表示。それを何度も、何度も見返しました。夜の部屋で見る画面は、昼に見るよりずっと重く感じられます。小さな文字の並びが、なぜか大きな壁のようでした。一度見返すたびに、胸の奥が小さくきしみます。それでも見ずにいられないのは、そこにしか手がかりがなかったからです。あの一文のどこがいけなかったのか。もっと違う言い方をしていたら、何か変わったのか。読み返すたびに、考えは同じ場所をぐるぐる回りました。返事が来ないと分かっていても、画面を開く手が止まりません。開いては閉じて、また開く。そんなことを、毎晩のようにしていました。眠れない夜は、時間の進み方が変わります。時計を見るたびに、さっきから十分もたっていないのです。朝が近づくころには目がさえきっていて、そのまま仕事へ向かう日が続きました。半年のあいだ、いちばんつらかったのは、振られたことそのものではありませんでした。あの人が今どんな気持ちでいるのか。わたしのことを少しでも思い出すことがあるのか。本当に終わったのか、まだ続きがあるのか。何ひとつ分からないことが、夜を長くしていたのです。相手が何を考えているのか分かれば、悲しくても、人は次の息をつけます。分からないと、気持ちは宙づりのままになってしまうのです。悲しみには、泣いたり話したりして、少しずつ形を変えていく道があります。けれど分からないままの気持ちは、行き場がなくて、同じ夜をくり返します。今この文章を読んでくれているあなたにも、似た夜があるのではないでしょうか。返事を待つ時間が長いほど、分からなさは重くなっていきますよね。眠れないのは、あなたが弱いからではありません。分からないことを抱えたまま夜を迎えれば、誰でも眠れなくなります。わたしがそうでした。だからわたしは、読む相手の今の気持ちと、ふたりのすれ違いの形を、最初に言葉にして渡すことを大切にしています。分からない夜は、先に終わらせてあげたいのです。その先にどう動くかは、あなたが選べます。ただ、霧の中で選ぶのと、見通しが少し晴れてから選ぶのとでは、一歩の軽さがまるで違います。わたしはその半年で、眠れない夜の長さを知りました。その長さを知っているから、待つ人の夜に、少しでも早く朝が来てほしいと思うのです。今夜は無理に眠ろうとしなくて大丈夫です。もし誰にも言えない夜を過ごしているなら、わたしに少しだけ聞かせてください。「復縁の可能性と、連絡する時期を読み解きます」という鑑定を出品しています。彼の今の気持ちと、あなたが今日送る一言を、生年月日から約2,000字で読みます。初回500円、必要事項がそろってから24時間以内にお届けします。
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