「何度言っても伝わらない?」子どもによって“届く言葉”は違う

「何度言っても伝わらない?」子どもによって“届く言葉”は違う

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「何回言ったら分かるの?」

子育てをしていると、つい口から出そうになる言葉です。

同じことを伝えているのに、すぐ動く子もいれば、何度声をかけてもなかなか動き出さない子もいる。

わが家の兄弟も、かなり違います。

次男は、一度伝えると比較的すっと切り替えられることが多い子。

一方、長男は、こちらの言葉を聞いているはずなのに、実際に動き始めるまでに時間がかかることがあります。

特に分かりやすかったのが、片付けでした。

以前の私は、散らかった部屋を見ると、

「鉛筆が床に転がってるよ、拾って」  
「ノート、なんで床にあるの?」  
「教科書はそこでいいのかな?」

と、目についたことを次々と言葉にしていました。

私の中では全部、

「身の回りを片付けよう」

という一つの話です。

だから長男が動かないと、

「まだ伝わってないのかな?」

と思って、さらに言葉を重ねていました。

でも最近は、

「伝わっていない」と  
「伝わっているけれど、まだ動いていない」は別なのかもしれない

と思うようになりました。

長男は、一つのことに集中していると、ほかのことまで気を回すのが難しいことがあります。

そんなときに、

鉛筆、ノート、教科書……

と次々に情報を渡されたら、私としては丁寧に伝えているつもりでも、本人には一度にたくさんのことが飛んできていたのかもしれません。

今は、

「まず鉛筆を拾おう」

それが終わったら、

「次はノートね」

というように、できるだけ一つ終わってから次を伝えるようにしています。

もちろん、私に余裕がない日は今でも一気に言ってしまいます。

すると最近は、長男の方から、

「1個ずつ言って!」  
「一気に言われたら分からんくなる!」

と怒られるようになりました。

さらに、

「ママは説明が長い」

とも言われます。

……はい、その通りです。

私は、きちんと伝えようとすると、理由や状況まで言葉にして説明したくなります。

自分では「丁寧に説明している」つもり。

でも、それが誰にとっても分かりやすいとは限りません。


占星術で、情報をどう受け取り、考え、言葉にするかを見るとき、手がかりの一つになるのが水星です。

親にも水星があり、子どもにも水星があります。

つまり、

親が自然にしやすい伝え方と、  
子どもが受け取りやすい伝え方は、同じとは限りません。

ホロスコープを見たことで私は、

「この子には、言葉を増やすより、一度に渡す情報を少なくした方が入りやすいのかもしれない」

「伝えたあと、自分の中で考える時間が必要なのかもしれない」

という仮説を持つようになりました。

そして、実際の長男の反応を見ながら、少しずつ関わり方を変えてきました。

もう一つ、意識していることがあります。

それは、私が見つけた長男の特徴を、本人にも言葉にして返すことです。

私は長男に、

「できないんじゃなくて、納得するまでに少し時間がいるんだよね。納得できたら動けるもんね」

と伝えることがあります。

「何度言ってもやらない子」  
「片付けができない子」

と決めつけるのではなく、

「自分には、動きやすくなるまでにこういうプロセスがあるのかもしれない」

と、本人が自分のことを知っていくための言葉を、一緒に探したいと思っています。

最近では、本人の方から

「1個ずつ言って」  
「一気に言われたら分からんくなる」

と、自分に合う伝え方を教えてくれるようになりました。

子どもの特徴を知ることは、親が扱いやすくするためだけでなく、その子自身が「自分はどうするとやりやすいか」を知ることにもつながるのかもしれません。

そして、ホロスコープを見るようになって変わったのは、子どもの見方だけではありません。

自分の伝え方のクセにも気づくようになりました。

長男から、

「ママは説明が長い」

と言われても、以前ほどイラッとしません。

「ああ、そうだった。私はちゃんと伝えようとすると、つい言葉を足しすぎるんだった」

と、自分でも分かっているからです。

だから、

「また長くなってたね(笑)。じゃあ1個ずつね」

と、少し修正しやすくなりました。

もちろん、水星の配置だけで、片付けの得意・不得意や子どもの行動を説明できるわけではありません。

集中の仕方、注意の切り替え、習慣、環境、その日の疲れ具合。

子どもの行動には、いろいろなものが関わっています。

だから私は、

「水星○座だから、この言い方が正解」

と決めるためにホロスコープを見るのではありません。

むしろ、

「この子には、どんな渡し方なら届きやすいんだろう?」

と、もう一度その子を見るための補助線として使っています。

何度言っても動かないとき。

言葉をもう一つ増やす前に、

「もしかしたら、もう伝わっているのかもしれない」

と考えてみる。

そして、

「どう渡したら、この子は受け取りやすいだろう?」

と少し翻訳してみる。

同じ親から生まれた兄弟でも、届きやすい言葉は同じとは限りません。

似ている子は、ただ分かりやすい。

違う子には、少し翻訳が必要なのかもしれません。

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お子さんのホロスコープから、性格を決めつけるのではなく、

「この子にはどう関わると伝わりやすい?」  
「私はどんな伝え方をしやすい?」を

一緒に整理する鑑定をしています。

親子それぞれの“自然な伝え方・受け取り方”を知ることが、日々のやり取りを少し楽にするヒントになるかもしれません。


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