こんにちは、占い師の綾瀬陽菜(あやせ ひな)です。
前回は、私がインスピレーションだけではなく、タロットも使って鑑定するようになった理由についてお話ししました。
今回は、私が占い師として大切にしていることと、これから目指していきたい姿についてお話ししたいと思います。
実は私自身、これまで何度も占いに助けられた経験があります。
特に恋愛で悩んでいた頃は、相手の気持ちがわからなくなったり、この先どうなるんだろうと不安になったり。
自分でいくら考えても答えが出なくて、占い師さんに相談することがありました。
いい結果を聞いて安心することもあれば、思っていたような結果ではなくて落ち込むこともありました。
でも、今振り返ってみると、私が本当に知りたかったのは、ただ「大丈夫だよ」と言ってもらうことではなかったんですよね。
相手はどう思っているのか。
この恋愛はこの先どうなるのか。
そして、私はどうしたらいいのか。
本当に知りたかったのは、そこだったんだと思います。
だからこそ、今度は私が鑑定する立場になって、相談してくださる方が本当に知りたいことに、きちんと答えられる占い師でありたいと思うようになりました。
もちろん、占いの結果はいいことばかりではありません。
望んでいる未来とは違う結果が出ることもあります。
そんなとき、相談者さまを傷つけたくないからといって、曖昧な言葉でごまかしてしまったら、せっかく勇気を出して相談してくださったのに、結局何もわからないままになってしまいます。
私自身が相談する側だったからこそ、それはしたくないと思っています。
だから、いい結果も厳しい結果も、私が読み取ったことはきちんとお伝えします。
ただ、厳しい結果だったからといって、そこで終わりにはしたくありません。
今のままでは難しいのなら、何が問題なのか。
状況を変えるために、できることはないのか。
望む未来に近づくためには、どうしたらいいのか。
そこまで一緒に考えていきたいんです。
反対に、いい結果が出たときも同じです。
「よかったですね」で終わるのではなく、その未来につなげるために、今できることをお伝えしたいと思っています。
私にとって占いは、ただ未来を知るためだけのものではありません。
今の状況を知り、これからどうしていくのかを考えるためのものでもあります。
そして、私が目指しているのは、相談者さまの人生を代わりに決める占い師ではありません。
たとえば、真っ暗な道を歩いていて、どちらに進めばいいのかわからなくなったとき。
遠くまで見渡せなくても、街灯がひとつあれば、その周りの道は見えるようになります。
私は、そんな街灯のような存在でありたいと思っています。
すべての未来を照らすことはできなくても、今いる場所や、少し先にどんな道があるのかを伝えることはできるかもしれません。
そして、どの道を選ぶのかは、相談者さま自身に決めてほしいんです。
私が「こっちに行きなさい」と手を引くのではなく、それぞれの選択肢と、その先に考えられることをお伝えする。
そのうえで、ご自身が選んだ道を歩いていけるようにお手伝いしたい。
私が目指しているのは、そんな人生の伴走者です。
この想いは、タロットの大アルカナにある『隠者』のカードにも重なります。
隠者は、暗闇の中でランタンを掲げている人物が描かれたカードです。
私は、このランタンの灯りがとても好きです。
誰かの人生をすべて照らすような大きな光ではなく、暗闇の中で、次の一歩を踏み出すための小さな灯り。
私も、そんな灯りを持てる占い師になりたいと思っています。
そして、もうひとつ。
私が大切にしている想いがあります。
それは、『誰かの最後の砦でありたい』ということです。
悩んでいるときって、誰かに話したくても話せないことがありますよね。
友人や家族には心配をかけたくなかったり、何度も同じことで悩んでいる自分が嫌になったり。
誰に相談したらいいのかわからなくなることもあると思います。
私自身も、そんな経験をしてきました。
だから、どうしても答えが見つからないときに、
「あの人に相談してみようかな」
と思い出してもらえる存在でありたいんです。
一度相談してくださった方が、また迷ったときに戻ってこられる場所でもありたいと思っています。
もちろん、私に相談したからといって、すべてが思い通りになるわけではありません。
望んでいた答えとは違うことをお伝えする場合もあります。
それでも、相談してくださった方が本当に知りたかったことには、できる限りきちんと答えたい。
そして、その答えを知ったうえで、これからどうしていくのかを一緒に考えたいと思っています。
世の中には、たくさんの占い師さんがいます。
その中から私を見つけて、選んでくださることは、決して当たり前ではないと思っています。
だからこそ、そのご縁を大切にしたい。
相談してよかったと思っていただけるように、一件一件、丁寧に向き合っていきたいと思っています。
私もまだまだ学ぶことがたくさんあります。
これからもインスピレーションとタロット、どちらも大切にしながら、自分らしい鑑定を育てていきたいです。
暗い道に迷ったとき、少し先を照らす街灯のように。
一人では歩き出せないとき、隣で一緒に考える伴走者のように。
そして、どうしても困ったときに思い出してもらえる、最後の砦のような存在に。
タロットの『隠者』が掲げるランタンのように、誰かが次の一歩を踏み出すための、小さな灯りになれたら嬉しいです。
そんな占い師を目指して、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
あなたの毎日に、小さな『言葉のお守り』を・・・。
Amulet 綾瀬陽菜