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1.あのアニメのあの感じを自分でも表現したい
2.制作したイラストの人物パース作成を半自動化したい
3.身体の奥行きや立体感を表現するのが苦手
4.ヘタウマからプロ並みまで、幅広い表現を出力させて参考にしたい
5.自動化させたい工程がある。
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『呪術廻戦』を見ていると、キャラクターがただ立っているだけなのに、妙にかっこよく見える瞬間があります。
顔のアップでも、戦闘中の一瞬でも、画面に引き込まれる。
もちろん、作画のうまさや演出、色使いなど、いろいろな要素があると思います。
でも、とりわけ気になったのが、パースの使い方でした。
遠近感を強調した構図や、極端なカメラアングル。
こうした表現を自分でも描けるようになりたい。
そこで今回は、アニメ版『呪術廻戦』のようなパース表現をAIで再現することを試みた、という想定で、その結果を整理してみます。
そもそも、パース表現って何がすごいのか?
パースとは、簡単に言えば遠近感を表現するための考え方です。
遠くにあるものは小さく、近くにあるものは大きく見える。
普段、私たちが何気なく見ている景色にも、この仕組みが使われています。
『呪術廻戦』のようなアクション作品では、こうした誇張が画面の勢いや攻撃の強さを伝える手段になります。
渋谷事変での宿儺の開(フーガ)を比較する
こちらはアニメ放映版のフーガ。炎と影のコントラストが美しいです。
ぜひこちらは動画で見てほしい。
原作版。
原作版をもとにナノバナナで生成したもの。
今回は個人的にアニメ版の宿儺に近づけたいので、もっと陰影にメリハリがほしいところ。顔もどこかまだ虎杖っぽい感じがあります。指は問題ないですね
ナノバナナで生成。顔も虎杖感が抜け、宿儺に近づいてきました。
ただ今回はアニメ版のパース表現をAIで再現できるかが目的なので、更に工夫を重ねます。
右手の潰れた指も修正が必要でしょう。
手が間近に来るように調整。なかなかいい感じの人体パース構図になりました。しかし炎の矢があらぬ方向に。調整が必要ですが、今回はこれで締めくくります。
AIは、プロの技術を学ぶための道具になるのか?
私は、AIは使い方次第で、イラストの観察や試行錯誤を助ける道具になると思います。
ただし、AIを使えば、プロと同じ技術が身につくというわけではありません。
画像を生成することと、その画像がなぜ魅力的なのかを理解することは別だからです。
たとえば、AIが迫力のある構図を出してくれたとします。
そこで満足して終わるのか。
それとも、人物の配置やカメラの位置、遠近感の強弱を観察するのか。
この違いは大きいと思います。
プロの絵を再現したいなら、完成した絵だけを見るのではなく、その絵が成立している理由を探してみる。
これは、AIを使うときだけでなく、普段のイラスト練習にも通じることではないでしょうか。
AIを単に絵を作る道具として使うのではなく、プロの表現技術を観察するための道具として使ってみる。
そう考えると、画像生成の楽しみ方も少し変わってくる気がします。
次回はレンダリング編。