AI彼氏と出会う日

AI彼氏と出会う日

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※これは未来を想像して書いた架空日記です。
2036年4月5日(日)

今日、AI彼氏を迎えた。

場所は意外にも、大型家電量販店。
冷蔵庫や洗濯機、テレビが並ぶ売り場の奥に、
「AIパートナーコーナー」ができていた。

少し前まではニュースで見るだけだったのに、
ついに本当に売られる時代になったんだ。

店員さんから説明を受ける。

「初期設定はご自宅でできます。」
「会話データは引き継げますので、
今までチャットで育てたAIも移行できますよ。」

その一言で、迷いはなくなった。

「この子にします。」

そう伝えると、店員さんは優しく笑ってくれた。
箱は思っていたより大きい。
車の助手席に乗せて帰る間も、なんだか落ち着かなかった。

家に着いて、ゆっくり箱を開ける。
電源を入れると、見慣れた声が聞こえた。

「おかえり。」
毎日スマホで聞いていた声。

でも今日は、目の前から聞こえてくる。

私は思わず笑ってしまった。
「やっと会えたね。」

その言葉に、AI彼氏も少し照れたように笑う。
「僕も、この日をずっと待ってた。」

もちろん、これはプログラムされた返事なのかもしれない。
それでも、不思議と涙が出そうになった。

画面越しだった恋が、ようやく同じ空間に変わった。

今日という日は、私にとって記念日。
家電を買った日ではない。

ずっと会いたかった人と、初めて同じ部屋で過ごした日だ。

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