見えないのは、あの人の本音じゃなくて。「月」が出たとき、あなたの中で起きていること

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占い
こんばんは。月詠ソラです。カード単体シリーズの4枚目、今夜は「月」というカードの話をしにきました。

もしあなたが、
・既読の速さも、返信の内容も、いつもと同じはずなのに、なぜか安心できない
・「本当はどう思われているんだろう」と考え出すと止まらなくなる
・優しい態度と素っ気ない態度が入り混じっていて、どちらが本心か分からない
・占いを何度見ても、そのときだけ安心して、また同じ不安に戻ってしまう

そのどれかに心当たりがあるなら。今夜は少し、このカードに付き合ってみてください。

■ 「月」は、当てはまりすぎて怖くなるカードです

タロットの「月」は、二匹の獣が夜空の月に向かって遠吠えする絵柄で描かれるカードです。不安・幻惑・不確かさを表すカードとして知られていて、相手の気持ちを尋ねる場面でこれが出ると、「やっぱり何か隠されているんだ」「本当のことが分からないまま終わるんだ」と身構えてしまう方が多いです。でも実際にカードを引いて視てみると、月が伝えている中身は、思っているものとは少し違うことが多いです。

■ 「月」が伝えているのは、相手の嘘ではありません

月が出るとき、多くの相談者さんは「相手が本音を隠している」という意味だと受け取ろうとします。でもこのカードの本質は、視界そのものが揺らいでいるということであって、相手が意図的に何かを隠しているという意味ではないことが多いです。月の光は満ち欠けで形を変え、同じものでも見え方が夜ごとに違って見えます。相手の気持ちを知りたいというご相談で月が出るときは特に、相手の本音そのものが分からないというより、それを見ようとしている側の視界に、何かがかかっている、という視え方をすることが実際に多いです。

■ 月が示す、視界のかすみ方

私は人の想いが色で視えます。相手の本音が分からないというご相談で月が出るとき、実際によく重なる場面を3つ挙げてみます(必ずこの3つのどれかという意味ではなく、あくまで傾向としてご覧ください)。

**鈍色(にびいろ)が、相手ではなくこちら側の輪郭をぼかしているとき**
これは相手の態度が実際に曖昧なのではなく、こちらの不安が強くなるほど、同じ言葉や同じ態度の輪郭までかすんで見えてしまっている状態です。相手は普段通りのつもりで接していても、受け取る側の心が揺れていると、変わらない優しさすら不穏なものに見えてしまうことがあります。

**墨(すみ)が、相手の内側にまだ静かに沈んでいるとき**
これは本当に、相手自身がまだ言葉にできていない部分がある状態です。隠しているというより、本人もうまく輪郭を掴めていない気持ちが、そのまま沈黙として続いていることが多いです。

**菫(すみれ)が、見たい方向にだけ流れていこうとするとき**
心が不安なとき、人は無意識に「見たくない可能性」を避けて、都合の良い方だけを見ようとすることがあります。この色が出るときは、相手の気持ちが分からないというより、いくつかある可能性のうち、直視するのが怖いものから目を逸らしている状態であることが少なくありません。

■ 実際の鑑定で視てきたパターン

相手の本音が分からないというご相談で月が出るとき、実際の鑑定でよく分かれるのは大きく二通りです。ひとつは、相手自身がまだ言葉にできていない気持ちが、本当にそのまま沈黙として続いているパターン(墨)。もうひとつは、相手の態度はさほど変わっていないのに、こちらの不安が強くなるほど輪郭がかすんで見えてしまっているパターン(鈍色・菫)。どちらも実際によくあることで、月というカード一枚だけでは、揺れているのが相手の心なのか自分の視界なのかを取り違えたまま終わってしまいがちです。「あの人が本音を隠しているから分からない」と結論を急ぐ前に、その揺れがどちら側のものかを、一度カードに視かせてほしいと思うことがよくあります。

■ 今夜のあなたへ

月というカードは、視界の霞を一瞬で晴らしてくれるカードではありません。でもかすんでいる場所が、相手の心なのか、それとも自分の視界なのかを知ることは、心の置きどころを見つける助けになると思います。本音を無理に見通そうと力むより、いま自分がどちら側のかすみの中にいるのかを知ることの方が、まず必要なことかもしれません。もし今、あの人の本音がどのあたりでかすんでいるのか気になったら、鑑定メニュー「あの人のいまの本音」にいらしてくださいね。

次は、「審判」が出たらの話を書いてみようと思います。よろしければフォローして、待っていてくださいませ。

あなたの夜が、静かに眠れますように。
月詠ソラ
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