「どの占いが一番当たる?」の前に知ってほしい。目的で選ぶ東洋占術の使い分け

「どの占いが一番当たる?」の前に知ってほしい。目的で選ぶ東洋占術の使い分け

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占い

「結局、どの占いが一番当たるんですか?」

占いに興味を持つと、一度はこんな疑問を持つのではないでしょうか。

算命学、四柱推命、九星気学、易、宿曜占星術、風水……。

東洋の占いだけでも、たくさんの種類があります。

でも実は、「どの占いが一番当たるのか?」という考え方だけでは、自分に合った占いを選ぶのは難しいのです。

なぜなら、占術にはそれぞれ「得意分野」があるから。

自分の個性を知ることが得意な占術もあれば、今の状況を読み解くことが得意な占術、方角を見ることが得意な占術もあります。

だから大切なのは、

「どの占いが当たる?」ではなく、「私は何を知りたい?」

から占術を選ぶこと。

今回は、占いを上手に活用するための「占いリテラシー」として、代表的な東洋占術の使い分けをご紹介します。

※東洋の占い全般を扱うため、この記事では「東洋占星術」ではなく、より広い意味を持つ「東洋占術」という言葉を使用します。


占いには「命術・卜術・相術」という分類がある


東洋占術には、大きく分けると「命術(めいじゅつ)・卜術(ぼくじゅつ)・相術(そうじゅつ)」という分類があります。

生年月日などから生まれ持った性質や人生の傾向を読み解くもの、今起きている状況やこれからの変化を読み解くもの、手相や人相、住環境など「形」から読み解くものなど、同じ「占い」でも見ているものは異なります。

この3つの違いについては、別の記事で詳しく解説しています。

「あなたの悩みに合う占いはどれ?命術・卜術・相術の違いをわかりやすく解説」

「そもそも命術・卜術・相術って何?」という方は、先にこちらの記事を読んでいただくと、今回の内容がより分かりやすくなります。

今回はそこからもう一歩踏み込んで、「実際に自分の悩みには、どの占術を選べばいいの?」という視点から見ていきましょう。




「何を知りたいか」で占いを選んでみよう

ここからは、実際の相談内容に合わせて考えてみましょう。

① 自分の個性・才能を知りたい

 → 算命学・四柱推命・紫微斗数など

「自分にはどんな才能があるんだろう?」

「どんな仕事が向いている?」

「なぜ私はこういう考え方をしやすいんだろう?」

このような自分自身の取扱説明書を知りたい相談には、算命学や四柱推命、紫微斗数などの「命術」が向いています。

生年月日などをもとに、生まれ持った性質や才能、考え方の傾向、仕事、恋愛、人間関係などを読み解いていきます。

たとえば仕事について相談する場合でも、

「今の会社を辞めるべき?」

という質問と、

「そもそも私はどんな働き方が向いている?」

という質問では、知りたいことが違います。

後者のように、まず自分自身を理解したいときに命術が役立ちます。




② 相手との相性を知りたい

 → 算命学・四柱推命・宿曜占星術など

「この人とはどんな関係になりやすい?」

「なぜこの人とは考え方が合わないんだろう?」

「恋人として相性はどう?」

こうした二人の性質や関係性そのものを知りたい場合も、命術が活用できます。

算命学や四柱推命では、それぞれが持っている性質を比較することで、二人の関係性を読み解くことができます。

また、相性を見る占術として宿曜占星術なども知られています。

ただし、ここで大切なのが、

「相性」と「今の相手の状況」は別物

ということです。

相性が良いから、必ず恋愛がうまくいくわけではありません。

反対に、占術上で注意点のある組み合わせだからといって、絶対にうまくいかないわけでもありません。

生まれ持った「二人の関係性」を見るのか、現在の「二人の状況」を見るのかで、適した占術も変わってきます。




③ 今の状況・これからの展開を知りたい

 → 易・断易・梅花心易など

「相手との関係は今後どうなりそう?」

「この仕事の話は進みそう?」

「AとB、今の状況ならどちらを選ぶ?」

このような質問では、現在の状況や、そこからどのように変化していくのかを見る「卜術」が役立ちます。

代表的なのが易です。

ここで、命術との違いを考えてみましょう。

「この人はどんな人?」
→ 命術

「この人との関係は今どうなっている?」
→ 卜術

似ているようですが、実は知りたいことが違います。

特に恋愛相談では、この二つが混同されやすいところです。

「相手との相性を知りたい」のか、
「今、相手との関係がどういう状態なのかを知りたい」のか。

質問を整理するだけでも、必要な占術が変わります。




④ 「いつ動く?」を知りたい

 → 算命学・四柱推命・九星気学・擇日など

「転職するならいつ?」

「起業するなら?」

「結婚や引っ越しのタイミングは?」

「今は動くとき?準備するとき?」

このように時期を知りたい場合には、運気の流れや暦、日の吉凶などを見る方法があります。

算命学や四柱推命では、その人自身の性質だけではなく、年や月などによって変化する運気の流れも読み解きます。

九星気学では時期や方位を扱いますし、何かを行う日にちを選ぶ「擇日(択日)」という考え方もあります。

ここで覚えておきたいのは、

「何をするか」と「いつするか」は別の問題

ということ。

自分に向いている仕事を知ることと、その仕事を始めるタイミングを知ることでは、見るポイントが違います。

だからこそ、相談するときも、

「私に向いている仕事は?」

なのか、

「転職するならいつ?」

なのかを明確にすると、より質問に合った鑑定を受けやすくなります。




⑤ 「どこへ動く?」を知りたい

 → 九星気学・奇門遁甲など

「引っ越すならどの方角?」

「旅行するなら?」

「どの方向へ動くといい?」

このように方角や移動について知りたい場合には、九星気学や奇門遁甲などが選択肢になります。

特に九星気学は、日本では吉方位を見る占術として広く知られています。

また、方角だけではなく、住居や土地など**「今いる環境をどう整えるか」**という視点では、風水や家相などもあります。

つまり、

自分を見るのか。
タイミングを見るのか。
方角を見るのか。
環境を見るのか。

によっても、選ぶ占術は変わるのです。




「どの占いが当たる?」より「何を知りたい?」を大切に

占いを受けるとき、

「四柱推命と算命学、どっちが当たりますか?」

「易と九星気学ならどちらがいいですか?」

と、占術同士を比較したくなることがあります。

でも、本当に大切なのは、占術の優劣を決めることではありません。

まず、

「私は何を知りたいのか?」

を考えてみることです。

自分の個性を知りたいのか。

相手との相性を知りたいのか。

今起きていることを知りたいのか。

いつ動くのかを知りたいのか。

どの方向へ動くのかを知りたいのか。

知りたいことが明確になれば、選ぶ占術も自然と変わってきます。




占いは「未来を決めてもらうもの」ではない


そして、占いリテラシーについて発信するうえで、私が一番大切にしたいことがあります。

それは、

占いに自分の人生を決めてもらわないこと。

「占い師に転職した方がいいと言われたから辞める」

「相性が悪いと言われたから別れる」

「運気が悪いから挑戦しない」

このように、人生の決定権そのものを占いに渡してしまうと、占いに振り回されやすくなってしまいます。

占いは、自分の人生の答えを決めてもらうためのものではなく、

自分を知り、状況を整理し、より納得できる選択をするための判断材料のひとつ。

私はそんなふうに考えています。

自分を知りたいなら、自分を見る占術を。

状況を知りたいなら、状況を見る占術を。

タイミングを知りたいなら、時期を見る占術を。

方角を知りたいなら、方位を見る占術を。

そして最後に「どうするか」を決めるのは、自分自身です。

「どの占いが一番当たる?」から、  
「今の私は何を知りたい?」へ。

この視点を持つことが、占いに振り回されず、上手に活用していくための「占いリテラシー」の第一歩だと思います。


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