街を歩いていると、「HAIR SALON ○○」や「HAIR STUDIO ○○」という看板をよく見かけます。
新しく美容室を開くなら、もっと個性的な名前の方がいいのでしょうか。
でも、よく見かける形だから悪い名前だとは限りません。「HAIR SALON」と書かれていれば、美容室だと伝わりやすい。それも名前の大事な役割です。
一方で、名前だけではお店の雰囲気が伝わりにくい場合もあります。
どちらがいいかは、そのお店が何を大切にしているかで変わってきます。
美容室の名前を3つ比べてみた
玄真では、駅前に開く小さな美容室を想定し、3つの店名候補を比較したサンプルを作っています。
設定したのは、カットやカラー、髪の悩み相談を行う美容室。初めてでも相談しやすく、高級感より親しみやすさを重視するお店です。
候補は次の3つです。
**LUMÉA(ルメア)**
短く、店名として使える表記です。ただ、名前だけでは美容室だと分かりにくく、読み方や「É」の表記を口頭で伝える場合にも確認したい点があります。
**髪のよりみち**
「髪」という文字から美容室との関係が伝わり、「よりみち」という言葉から気軽さを連想することもできます。ただし、お客様が実際に親しみやすいと感じるかは、調査していません。
**HAIR STUDIO 365**
「HAIR STUDIO」で業種が伝わりやすい名前です。こうした形式は珍しくありませんが、それ自体は欠点ではありません。ほかの美容室と区別しやすいか、地域に似た名前がないかは別に確認する必要があります。
なぜ「髪のよりみち」を第一候補にしたのか
今回のサンプルでは、「髪のよりみち」を第一候補にしました。
決め手は、親しみやすさと、髪について気軽に相談できるお店という設定との相性です。
ただし、これは設定した条件に基づく評価です。実際のお客様に3つの名前を見せて選んでもらった結果ではありません。
別のお店なら、違う結論になることもあります。
たとえば、洗練された雰囲気を重視するお店なら「LUMÉA」を選ぶ理由があるかもしれません。何の店かをすぐ伝えることが最優先なら、「HAIR STUDIO 365」にも利点があります。
名前単体に絶対的な順位をつけるのではなく、どんなお店に使うのかまで考えて比較する必要があります。
第一候補でも、すぐに採用していいとは限らない
もうひとつ、重要なことがあります。
「髪のよりみち」という名前について、今回のサンプル作成時には、同名・類似名の個別Web調査や商標の照合、消費者テストを行っていません。
「よりみち」を含む名前が、すでに理美容分野で使われている例もあります。
そのため、今回の条件では第一候補であっても、正式に使う前には、営業地域の同業店、似た名称、商標などの確認が必要です。
完全に同じ名前が検索で見つからなかったとしても、それだけで安心して使えるとは言い切れません。
**名前としてすすめられることと、実際に使用できることは別の判断です。**
最後の1案を選ぶときに見ること
候補が2つ、3つまで絞れているのに決められないとき、何度も名前を眺めているだけでは答えが出ないことがあります。
そんなときは、いったん名前から離れて、お店の条件を確認してみてください。
どんなお客様に来てほしいのか。
名前だけで業種を伝える必要があるのか。
電話での予約や口コミで、どう呼ばれるのか。
名前だけで伝えきれないことは、看板や写真、紹介文で補えるのか。
そして、似た名前がすでに使われていないか。
何を優先するかがはっきりすれば、候補を選ぶ理由も、選ばない理由も見えてきます。
玄真では、店名・屋号の候補が2〜3案ある方向けに、比較・最終判断レポートを作成しています。
事業内容やお客様、名前を使う場面などを確認し、それぞれの候補を比較。第一推奨とその理由、ほかの候補との違い、正式決定前の確認事項をPDFでお伝えします。
新しい名前を考えるサービスではありません。
すでに候補はあるけれど、最後のひとつを選ぶ決め手が見つからない。そんな方に向けたサービスです。
**[店名・屋号の候補を最後の1案まで絞ります|3,000円]**
※本文の美容室と候補3案は、判断方法を説明するために用意した架空の事例です。実際の購入者への納品実績ではありません。印象や顧客との適合に関する評価は、設定条件に基づく見立てです。名称の使用可能性、商標上の安全性、集客効果を保証するものではありません。