「HTMLで作られたホームページを、自分たちで更新できるようにしたい」
「お知らせを追加するたびに、制作会社へ修正を依頼するのが大変」
このような場合、既存のHTMLサイトをWordPress化することで、管理画面から情報を更新しやすくできます。
既存HTMLサイトをWordPress化する場合は、基本的にサイト全体をWordPressのテーマとして組み込みます。ただし、WordPressを導入するだけで、すべての文章や画像が自動的に更新できるようになるわけではありません。
サイトのページ数や構成、管理画面から更新したい内容によって、必要な作業や費用が変わります。
今回は、既存HTMLサイトのWordPress化を依頼する前に確認しておきたい内容を5つにまとめました。専門的な内容が分からない場合も、まずは希望を整理しておくだけで相談しやすくなります。
1.サイトのページ数と構成
最初に、現在のサイト全体で何ページあり、どのようなページで構成されているかを確認します。
例えば、次のようにページを整理します。
・トップページ
・会社概要
・サービス紹介
・お知らせ一覧・詳細
・お問い合わせ
・プライバシーポリシー
同じデザインを使用する下層ページが複数ある場合と、それぞれ異なるレイアウトで作られている場合では、必要なテンプレート数が変わります。
また、お知らせ一覧・詳細、実績一覧・詳細、お問い合わせフォームなど、通常の固定ページとは異なるページがあるかどうかも確認が必要です。
ページ数や構成が分からない場合は、現在公開されているサイトのURLを共有するだけでも確認できます。公開前のサイトであれば、HTML・CSS・JavaScript・画像などのデータ一式を用意しておくとスムーズです。
2.管理画面から更新したい箇所
WordPress化で特に重要なのが、「誰が、どの情報を更新するのか」を決めることです。
管理画面から更新したい内容の例として、次のようなものがあります。
・お知らせやブログ
・制作実績・導入事例
・店舗情報
・スタッフ紹介
・料金やサービス内容
・よくある質問
・ページ内の文章や画像
更新したい情報によって、通常の投稿機能を使うのか、専用の入力欄を用意するのかが変わります。
「担当者が専門知識なしで更新したい」「画像と文章だけを差し替えたい」など、実際の運用方法もあわせて伝えると、使いやすい管理画面を設計しやすくなります。
すべての箇所を編集できるようにすると、管理画面が複雑になったり、誤操作でレイアウトが崩れやすくなったりすることもあります。更新する場所と固定する場所を分けることが、運用しやすいサイトにつながります。
3.現在のサイトデータとサーバー環境
既存デザインを保ったままWordPress化するには、現在のサイトデータを確認する必要があります。
主に確認するものは次のとおりです。
・HTMLファイル
・CSSファイル
・JavaScriptファイル
・画像・ロゴ・アイコン
・使用しているフォント
・現在のサイトURL
あわせて、使用中または使用予定のサーバーとドメインも確認します。
サーバーの詳しい仕様が分からなくても、契約しているサービス名が分かれば確認しやすくなります。現在のサイトを公開したまま作業する場合は、テスト環境を用意できるか、切り替え作業をどのように行うかも事前に相談しておくと安心です。
4.必要な投稿機能・フォーム・追加機能
お知らせ以外にも更新したい情報がある場合は、必要な機能を整理します。
例えば、次のような内容です。
・カテゴリ別に実績を登録したい
・店舗情報を店舗ごとに追加したい
・よくある質問を並び替えたい
・お問い合わせフォームを設置したい
・記事を条件で絞り込みたい
・SNSや外部サービスと連携したい
投稿の種類や入力項目が増える場合は、カスタム投稿タイプやカスタムフィールドなどを使用することがあります。
お問い合わせフォームについても、氏名・メールアドレス・電話番号・選択項目・確認画面・自動返信など、必要な内容によって作業量が変わります。
「何の機能が必要か分からない」という場合は、現在困っていることや、公開後に行いたい作業を伝えるところから始めても問題ありません。
5.公開後の更新・保守方法
WordPressは、公開して終わりではありません。
公開後は、WordPress本体・テーマ・プラグインの更新、バックアップ、セキュリティ対策、不具合の確認などが必要になります。
事前に次の内容を決めておくと安心です。
・普段の更新を誰が担当するか
・管理画面の操作説明が必要か
・バックアップをどのように保存するか
・WordPressやプラグインの更新を誰が行うか
・公開後の修正や保守を依頼するか
自社で更新する場合は、担当者が迷わないように、更新項目を分かりやすく整理したり、簡単な操作説明を用意したりする方法もあります。
まとめ
既存HTMLサイトをWordPress化する前に、次の5つを確認しておくと相談がスムーズになります。
1. サイトのページ数と構成
2. 管理画面から更新したい箇所
3. 現在のサイトデータとサーバー環境
4. 必要な投稿機能・フォーム・追加機能
5. 公開後の更新・保守方法
すべてを専門用語で整理する必要はありません。
「お知らせを自分で更新したい」「実績を追加できるようにしたい」「現在のデザインはそのまま使いたい」など、希望を分かる範囲で伝えることで、必要な作業を整理しやすくなります。
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