付き合っているのか、そうではないのか。
はっきりしないまま、なんとなく良い雰囲気で会い続けている。そんな関係に心当たりのある方もいるのではないでしょうか。
優しくしてくれる。ふたりで会う時間も心地いい。でも、「好き」とも「付き合おう」とも言われたことがない。
友人に「それって付き合ってるの?」と聞かれても、うまく答えられない。
そんな、名前のない関係に戸惑う気持ちを、今回は架空の相談例として、タロットで3枚引いて見てみました。
今回のご相談内容
20代後半の女性からのご相談という設定です。
知人の紹介で知り合った男性と、3ヶ月ほど定期的に会っています。会うたびに楽しく話せて、彼から食事や外出に誘ってくれることも多いです。
ただ、これまで一度も「付き合ってほしい」とは言われていません。優しい言葉をかけてくれることはあっても、関係をはっきりさせる話にはなりません。
嫌われているとは思えないけれど、このままでいいのかも分からない。自分から関係を聞いてしまうと、今の心地よい距離が崩れてしまいそうで怖い。
彼が今どう思っているのか、この関係がこの先どうなっていくのか知りたい、というご相談です。
実際にカードを引いてみました
今回は、3枚で見ていきます。
1枚目:彼の今の気持ち 2枚目:二人の関係の本質 3枚目:相談者さまへのアドバイス
出たカードはこちらです。
彼の今の気持ち:ソードの2・逆位置
1枚目に出たのは、ソードの2の逆位置でした。
このカードは、二つの選択肢の間で身動きが取れなくなっている状態を表すことがあります。目を閉じて、決断を先延ばしにしているような状態です。
逆位置で出ているため、その膠着状態に少しずつ変化が出てきている時期を示しています。今まで先延ばしにしてきた「この関係をどうするか」という問いに、彼自身も向き合い始めているのかもしれません。
ただし、まだ答えが出ているわけではなさそうです。関係をはっきりさせることへの迷いや、少しの怖さも残っている印象です。
二人の関係の本質:恋人・正位置
2枚目は、恋人の正位置でした。
このカードは、単なる好意以上の、心が引かれ合う本物のつながりを表すカードです。
このカードが出ているということは、少なくとも彼の中で、相談者さまへの気持ちが軽いものではないことを示しています。ふたりの間には、確かな結びつきがあると読めます。
ただし恋人のカードは、同時に「選択」を象徴するカードでもあります。気持ちがあることと、それを言葉や行動にして関係を進めることは、また別の話です。彼の中で、気持ちはあっても、まだ選び切れていない部分があるのかもしれません。
相談者さまへのアドバイス:ペンタクルのペイジ・正位置
3枚目のアドバイスのカードは、ペンタクルのペイジの正位置でした。
このカードは、着実に、地に足のついたペースで物事を進めていくことを表すカードです。
焦って答えを求めたり、関係に名前をつけようとすぐに踏み込んだりするよりも、今の心地よいやり取りを大切にしながら、小さな行動の積み重ねで様子を見ていくことが合っていそうです。
たとえば、彼が誘ってくれる頻度や、会っていないときの連絡の様子など、言葉以外の部分から関係の温度を確かめていくイメージです。
全体を通して感じたこと
3枚を通して見ると、彼の気持ちが全くない、あるいは遊びのような関係、というわけではなさそうです。恋人のカードが示すように、彼の中にも本物の気持ちはあると感じます。
ただ、ソードの2が示すように、その気持ちをどう形にするかについては、彼自身もまだ迷いの途中にいるようです。
だからこそ、今すぐに白黒をはっきりさせようとするよりも、ペンタクルのペイジが示すように、今の関係を大切にしながら、少しずつ様子を見ていく方が、今の二人には合っているのかもしれません。
同じように曖昧な関係に悩んでいる方へ
名前のない関係は、心地よさと不安が同時にあるからこそ、余計に苦しくなりやすいものです。
「彼は今、私をどう思っているのか」「このまま様子を見ていていいのか」「自分から動いた方がいいのか」
そんなふうに迷っている方は、下の鑑定ページからご相談いただけます。今回のように、カードを見ながら今の状況を一緒に整理していきます。