佐川急便の値上げはいつから?2027年1月の運賃改定でネットショップがやること

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佐川急便は2026年10月2日、2027年1月1日から宅配便の運賃を平均約13.8%値上げすると発表しました。60〜100サイズはほぼ据え置きで、140サイズ以上と薄い荷物ほど大きく上がります。ネットショップの送料の見直し方、お客様へのお知らせ文例、Shopifyの送料設定までまとめました。

佐川急便の値上げはいつから?

2027年1月1日(金)からです。発表は2026年10月2日で、宅配便のほかに、航空便・メール便・大型家具や家電の設置輸送・紙の請求書の発行手数料も対象になっています。

・飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便:平均約13.8%の値上げ
・飛脚航空便など:平均約2.7%の値上げ
・飛脚メール便・飛脚ゆうメール便・飛脚ゆうパケット便:サービスと区分ごとに改定
・紙の請求書の発行手数料:1通100円→200円(税抜)

「2026年のうちに送料が上がるの?」と気になっている方もいると思いますが、今回の佐川急便の改定は2027年1月1日からです。

法人契約などで契約運賃を使っているお店には、契約内容や利用状況をふまえて、担当の営業所から順次案内すると発表されています。下の料金表は一般向けの運賃(届出運賃)の例なので、契約しているお店は営業所からの案内で実際の金額を確かめてください。

佐川急便の新しい料金表(サイズ別の例)

佐川急便が発表した、関東発・関西着の例です。左が今の運賃、右が2027年1月からの運賃です。

60サイズ:1,040円 → 1,060円(+20円)
80サイズ:1,340円 → 1,350円(+10円)
100サイズ:1,630円 → 1,650円(+20円)
140サイズ:2,310円 → 2,660円(+350円)
160サイズ:2,570円 → 2,960円(+390円)
170サイズ:3,360円 → 4,200円(+840円)
180サイズ:3,660円 → 4,480円(+820円)
200サイズ:4,480円 → 5,410円(+930円)
220サイズ:5,240円 → 6,290円(+1,050円)
240サイズ:6,830円 → 8,200円(+1,370円)
260サイズ:8,420円 → 10,100円(+1,680円)

薄い荷物や軽い荷物のサービスも上がります。
・飛脚ゆうパケット便:厚さ1cm以内 250円→360円、2cm以内 310円→360円、3cm以内は360円のまま
・飛脚メール便:300g以内 168円→200円、600g以内 220円→240円、1kg以内 325円→350円
・飛脚ゆうメール便:200g以内 115円→150円、500g以内 168円→200円、1kg以内 299円→350円、2kg以内 330円→400円、3kg以内 456円→500円

送り先の地域ごとのすべての運賃は、佐川急便のウェブサイトで案内される新しい運賃表で確かめてください。

ネットショップへの影響は「荷物の大きさ」で決まる

上の料金表(関東発・関西着の例)で値上げ率を計算すると、今回の値上げの形がはっきり見えます。

・60〜100サイズ:+0.7〜1.9%で、ほぼ据え置き
・140〜160サイズ:約15%の値上げ
・170サイズ以上:約20〜25%の値上げ
・ゆうパケット便の厚さ1cm以内:約44%の値上げ

小さな箱で送る雑貨・コスメ・食品などのお店は、影響がごく小さく済みます。一方で、家具や大きな家電、まとめ買いが多いお店や、アクセサリーや本のように薄い荷物で送っているお店は、送料の見直しが必要になりそうです。

見落としやすい点がもう一つあります。100サイズと140サイズの運賃の差が、関東発・関西着の例で680円から1,010円に広がります。梱包を工夫して100サイズに収められる商品は、箱を見直すだけで送料を抑えられる余地が大きくなりました。

ネットショップの送料の決め方と見直し方

送料の決め方には、大きく3つあります。

1. 全国一律:わかりやすい反面、遠方への発送が多いと赤字になりやすい
2. 地域別:実際の運賃に近づけられる反面、表示が少し複雑になる
3. 送料無料ライン(〇円以上で送料無料):まとめ買いを促せる反面、ラインが低すぎると利益を削る

見直すときは、次の順で考えると迷いません。

① この1〜3か月の注文で、どのサイズの箱を、どの地域に送ったかを書き出す
② 新しい運賃で、1件あたりの送料の平均を計算し直す
③ いまお客様からいただいている送料との差を見る
④ 差が大きければ、送料・送料無料ライン・梱包サイズのどれで調整するかを決める

送料を上げるだけが答えではありません。送料無料ラインを少し上げる、梱包を1サイズ下げる、といった調整で、お客様の負担を増やさずに済むこともあります。送料の相場が気になる場合は、同じような商品を売っているお店を3〜5店見て、自分の送料だけが極端に高くなっていないかを確かめておくと安心です。

ヤマト運輸や日本郵便を使っているお店も、各社のお知らせをあわせて確認しておきましょう。

送料値上げのお知らせ文例(そのまま使えます)

送料を変えるときは、変わる日・新しい送料・理由の3つを、短くはっきり伝えるのが基本です。メールやメルマガ、サイトのお知らせ欄に使える文例を置いておきます。

【送料改定のお知らせ】
いつも〇〇(ショップ名)をご利用いただき、ありがとうございます。
配送をお願いしている佐川急便の運賃改定(2027年1月1日)にともない、〇年〇月〇日のご注文分から、送料を次のとおり改定いたします。
・改定前:全国一律〇〇円
・改定後:全国一律〇〇円
・〇〇円以上のご注文は送料無料(変更はありません)
お客様にはご負担をおかけしますが、これからも丁寧な梱包と配送でお届けします。何とぞご理解をお願いいたします。

送料を変えたら、サイトの中の送料の表示もすべてそろえてください。送料は、通信販売の広告に表示が必要な項目です(特定商取引法 第11条)。特定商取引法にもとづく表記のページ、送料の案内ページ、商品ページに書いた送料の3か所は、特に書き換え漏れが起きやすいところです。

Shopifyの送料設定で見直すところ

Shopifyでお店を開いている場合、送料は管理画面の[設定]>[配送と配達]で変えられます。Shopifyの公式ヘルプによると、送料の決め方は次の4つから選べます。

・一定料金:全国一律などの決まった金額
・注文金額:注文の合計金額によって送料を変える
・重量:商品の重さの合計で送料を変える(すべての商品に重さの登録が必要)
・配送業者やアプリによる計算

「〇円以上で送料無料」にしたいときは、送料の設定で「無料配送を提供する」を選び、対象になる注文の最低金額を入れます。大きな家具だけ送料を別にしたい、といった商品ごとの送料は、「配送プロファイル」で商品を分けて設定します。

なお、Shopifyは配送の設定を「マーケット別の配送オプション」という新しい形へ段階的に移しています。お店によっては、画面の見た目が少し違うことがあります。


これからShopifyでお店を開く方へ。MIROCANA ECでは、決済・配送・税の設定と送料のルールまで含めて、開店できる状態にストアを作ります。

まとめ:年内にやっておきたい5つのこと

・自分のお店の荷物のサイズと送り先を書き出す
・佐川急便と契約している場合は、営業所からの案内を確認する
・送料・送料無料ライン・梱包サイズの、どれで調整するかを決める
・お客様へのお知らせを出す
・特定商取引法の表記ページ、商品ページ、カートの送料をそろえる

送料は、お客様が「買う・やめる」を決める最後のひと押しになりやすい数字です。値上げをきっかけに、お店に合った送料の形を見直してみてください。


Shopifyの送料設定でお困りのことがあれば、下のプロフィールからお気軽にメッセージください。

参考にした情報(2026年10月21日時点)
・佐川急便株式会社「2027年1月1日(金)適用 宅配便等の届出運賃・料金の改定について」(2026年10月2日発表)
・Shopifyヘルプセンター「配送料」「配送エリアと配送料の設定」
・消費者庁「特定商取引法ガイド」(通信販売)
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