「頭で考えすぎて苦しくなる。やらなきゃと思うのに、心がついてこない。」そんな感覚を抱えていませんか。
本当はもっと自然体でいたいのに、気づけば“男性思考”が強くなって「こうすべき」「早く行動しなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまう。一方で、静かに本音を伝えようとしている女性思考(女性性)の声はどんどん小さくなり、気づけば心が置き去りになってしまう。そのバランスの崩れが、生きづらさの大きな原因になっている人はとても多いです。
男性思考と女性思考には、それぞれ大切な役割があります。男思考は行動・分析・計画・合理性を担当し、女性思考は感じること・直感・調和・つながりを担当します。どちらが良い悪いではなく、本来は状況に合わせて自然と切り替わるもの。でも、男性性が強くなりすぎると「休んではいけない」「弱音を吐くな」と内側に厳しい声が生まれ、本当に必要なケアや感情処理が後回しになり、どんどん心身の負担が増えていきます。
心理学では、こうした過度に厳しい内側の声を“内的批判者”と呼ぶことがあります。これが強くなり、女性性が押しつぶされると「休みたいのに休めない」「本音がわからなくなる」「焦りや不安が消えない」といった状態になりやすいのです。逆に、女性思考が機能し始めると、自分のペースや気持ちの変化に自然と気づけるようになり、頑張りすぎの悪循環から抜け出しやすくなります。
過度に男性思考が強いと、いつも「ちゃんとしないと」と自分にプレッシャーをかけてしまい、休むことへの罪悪感が出ることもあります。心よりタスクを優先し、体の声を無視してしまうことになるので、体調を崩したり病気に繋がってしまいます。
男性性と女性性は上手くコミュニケーションをとる必要があります。女性性が感じてること、したいこと・したくないことをまずじっくりと批判せずに男性性が受け止める。男性性はそれを具現化するために思考を使います。
ただ、この時に女性性のわがままを男性性が全部引き受けるのではなく、自分の体力や「できる範囲」のことをきちんと認識し、調節する必要があります。なんでもかんでも女性性に従う行為は疲弊しか生みません。
今すぐに女性性の望みを全部叶えることは難しいから、今日は一つだけ、少しだけ、と配分を決めることが大切です。
女性性には必ずやるということを示す。そうすると女性性は安心するので待つことができるようになります。
男思考と女性思考は、本来どちらも必要な内なる存在です。大切なのは、どちらか一方が暴走しないこと。
暴走しないためには、男性性と女性性の相互理解・コミュニケーションが大事なのです。