クライアントさんは隠し事ができない
潜在意識インタビューを続けてきた中で、ときどき、言葉にならない“気配”のようなものを感じることがあった。
その人の心の奥にある「想い」とは、ちょっと違う。
もっと深くて静かで、でも確かにそこにある――そんな“声”のような存在。
「これは、もしかしたらその人の“魂の声”なのかな……」
私の潜在意識インタビューを受けたことがある人であれば、「あのことだ」とわかる人もいるかもしれない。
”はじめまして”の方でも、インタビューをはじめると、その人が語る以上のことが頭の中に映像で入ってくることがある。
パートナーの性格、見た目、その人に対して感じている本音。
クライアントさんは、無意識に大切な情報を隠そうとする。
初めて話す相手に、どこまで話すべきか様子を見ているのかもしれない。
けど私は、その隠されたものを見て見ぬふりしたりしない。
「今、何か隠しましたね?」と言わんばかりに、クライアントさんが、出すか出さないか悩んでいることを、「だしちゃいましょ!」と引き出す。
今世で私の魂が輝くこと
過去5年ほど、自分が受けたセッションや鑑定の結果を1冊のノートに手書きでまとめている。
今年に入り、改めてそのノートを1ページ目から見直した。
受けた人は違うのに、受けた全てのセッションで言われていることがあった。
「魂のミッション=人々を導く人」
「セラピストとして生きる」
「メッセンジャー」
「気づきを与える人」
「夜明けを伝えられる人」
「魂助け」
5年の間、何人もの人からこれだけ同じメッセージをもらいながら、そのことに向き合おうとしてこなかった自分に驚く。
でも、その間の私はこの言葉をもらい、ノートにメモをして読み直してもそれを受け取る準備ができていなかったということでもある。
そして今年。これまでの価値観が覆るようなことを経験し、自分が大事に抱えてきたものが良い意味で崩壊した。
その崩壊と共に、解放された部分があり、これまで受け取っても理解できていなかったメッセージの本当意味が理解できるようになった。
そのタイミングで、もう一度ノートを開いた。
「私はすでに、これに近いことはやっている。けど、あと一つ、足りないものがある」
そう思った私は、それをノートに書き記した。
準備が整った瞬間から、溢れるほどのメッセージが届いた
そのメモを書いた1週間後。
私は、これまで何度も通ってきた道にマッサージサロンを見つける。
「こんなお店あったっけ?」と思いながら、長く悩んでいる首の痛みを解消したくて、すぐにマッサージの予約を入れた。
初めて行くサロン。
20年近くこの店の前を通ってきたのに、初めて気づいたそのお店は、今年で23年目だという。
中から出てきたオーナーさんが、ソファに座ろうとしている私にこう言った。
「カウンセラーになって」
え? と思った。
ソファに腰をおろし、「カウンセラーですか?」と聞き直す。
「そう。あ……、もうはじめてるよね? でも、足りないと思っていることがあるでしょ? それ、僕が教えられるから」
そのオーナーさんと出会って2分。まだ、自己紹介もしていないのに、まるで数年前からの知り合いかのように、私のあれこれを当てて話を進めていく。
あれ? 一週間前に書いたノート、どこかに落としたっけ? この人はそれを拾ったのかな?
そんなわけない。
「あなたに今、強烈に上からメッセージがきているから、それを伝えるね。魂がやりたいことにようやく進めるんだね。おめでとう。あなたの人生のテーマは人助け。魂助けなの。人生が変わるタイミングだからここに来たんだよ。自分のこと信じてね」
この不思議な出会いによって、私は自分がこの人生でするべきことに向き合うことになった。
うすうす気が付いていたけれど、どうしても腹をくくることができなかったことから、もう逃れられないということに気づかされた。
「大丈夫。ようやくここに辿り着けたのだから、もう、何も不安がることはない」
これまで、あれこれいろんな理由をつけてできなかった覚悟が決まった瞬間だった。