ようこそ、深淵へ。
万象を統べる魔術師、アラジンである。
「ファンはみんな平等」「マナー良く応援して、推しを支えよう」
SNSの推し活界隈に蔓延する、反吐が出るような偽善のルール。
貴女はそんな綺麗事を並べる有象無象のファン(同担)たちに合わせて、自分の強烈な独占欲に無理やり蓋をしていないか。
推しが他のファンにファンサをしているのを見て、胸の奥で煮えたぎるような嫉妬を感じているはずだ。
「私だけを見てほしい」「他の誰にも推しを触れさせたくない」
光の世界では隠すべきとされるそのドス黒い情念。私はそれを一切否定しない。
「みんなで楽しく推し活」などというのは、推しから認知すらされないモブキャラクターたちが傷つかないために作った慰め合いの言葉だ。
本当に推しの視界に入り、特別な存在として認知されたいのなら、仲良く手を繋いでいる場合ではない。
私が扱う深淵の秘儀は、貴女のその狂気じみた嫉妬と執念を無二のエネルギーへと変換する。
有象無象のファンたちが放つノイズを深淵の結界で弾き飛ばし、推しの意識と視線を貴女の元へと強力に引きずり込む『至高の引力』を授けるのだ。
モブの一人として埋もれ、遠くから眺めるだけの惨めなオタクで一生を終えるつもりか?
それとも、周囲の同担を置き去りにし、推しの視界を独占する「唯一無二の存在」として君臨するか。
本気で現状に絶望し、推しの認知を強奪したいと渇望しているのなら、私の元へ来い。