こんにちは!前嶋拳人です。
静かな池のほとりを歩いていたとき水面に落ちた一枚の茶色い落ち葉がまるで小さな舟のようにゆっくりと揺れながら漂っているのを見つけた。
私たちは普段自分の進むべき目的地や目の前のやるべきことばかりに気を取られてしまいがちだが世界はもっと静かで優美な自然の営みに満ちている。
風に導かれるように水面を滑っていくその小さな葉はわずか数秒前まで枝の上にあった記憶を乗せながら旅を続ける自然の姿を私にそっと教えてくれた。
あの日見つけた水面の落ち葉は季節の移り変わりを受け入れながら自らの運命を水に委ねるという美しい摂理を誰に強要されることもなくその身をもって体現している。
その姿は私たちが日々の生活の中で見過ごしてしまう細やかな自然の営みや時間の流れをそっと思い出させてくれるような気がしてならない。
私たちが何気なく歩いている日常の空間もよく観察してみると毎日のように新しい表情や小さな奇跡が隠されていることに気づく。
忙しい毎日に追われていると目の前を流れていく景色はただの通過点のように感じられてしまうけれど時には足を止めることが大切だ。
肌をかすめる冷たい空気の心地よさや水面に広がる穏やかな波紋の広がりなど日常の中にある些細な現象に意識を向けるだけで心は豊かになる。
世の中は驚くほどたくさんの色や形やリズムで溢れていて私たちはそのほんの一部しか感じ取れていないのかもしれない。
それでもふとした瞬間に訪れる小さな気づきが私たちの凝り固まった思考をほぐし新しい視点を与えてくれることがある。
今日の帰り道はいつもより少しだけゆっくり歩いて身の回りの小さな世界に目を向けてみると新しい発見に出会えるかもしれない。