こんにちは!城間勝行です。
私たちは日々の暮らしの中でどうしても目に見える成果や分かりやすい効率ばかりを追い求めてしまいがちである。
すばやく結果を出すことや余計なものを削ぎ落としたスムーズな進行こそが正解であると信じ込んで慌ただしく毎日を過ごしている。
しかしある早朝にふと外を眺めたとき立ち込める朝霧が周囲の景色を優しく包み込み幻想的な世界を作り出している光景に出会った。
その朝霧は遠くの建物や木々の輪郭をあいまいにぼかしながら世界全体をまるで一枚の白いキャンバスのように静まり返らせていた。
普段はくっきりと見えているものが霧の向こうへと隠れてしまうことで視覚的な情報が削ぎ落とされかえって周囲の音が際立って感じられた。
効率やスピードばかりを重視していると私たちは目の前にあるクリアな情報だけに囚われて本当に大切な気配や感覚を見落としてしまう。
仕事や日々のプロジェクトを進めるなかでも最初から完璧で見通しの良い環境を望むあまり少しの不透明さや迷いを過剰に恐れてしまう。
だが朝霧が深い静寂のなかで世界を一度リセットするように時にはあえて先が見えない状況を受け入れることで新しい思考が生まれる。
見通しが立たない不安な時間や予測できない状況をただの障害として片付けるのではなく自分を整えるための貴重な余白として捉えたい。
効率の良さだけにとらわれて大切なプロセスを省略してしまうと私たちの内側にある確かな手応えや深みは失われていってしまうものだ。
少しだけ立ち止まって目の前にある不確実な壁や手強い課題を面白がるような心のゆとりを持つことが人生をより豊かに彩ってくれる。
誰かの基準や世間の速度に合わせる必要などどこにもなく自分だけの歩幅でしっかりと大地を踏みしめて歩んでいけばそれで十分である。
今日という日が終わる前に自分を取り巻く日常の中にある少し霞んだ出来事のなかに隠された小さな本質をそっと見つけてみよう。
予測不可能な未来を不安がるのではなくどのような景色が浮かび上がってくるのかを楽しみにするしなやかな強さを胸に抱いていたい。
自分の足で大地を踏みしめながらこれからも心豊かな旅の続きをのびのびと味わい尽くしながら軽やかに歩んでいこう。