50代 急いで答えを出さなくてもいい

50代 急いで答えを出さなくてもいい

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50代になるとなぜか時間を意識するようになりませんか?

若い頃には「まだ先がある」と思っていたけれど、

50代になると「これから、どう生きよう」という言葉が、
少し現実味を持ってきますよね。

だからでしょうか…

迷ったときほど早く答えを出したくなることがあります。

仕事をどうするか。

人間関係をどうするか。

これから何を始めるか。

今のままでいいのか。

残りの時間を無駄にしたくない。

そう思うほど急ぎたくなってしまう…

でもね、心が揺れているときほど急いで決めないほうがいいこともあります。

「あの人とは縁がなかった」

「この仕事は向いていなかった」

「あの選択は失敗だった」

そうやって名前をつけると少し安心するからです。

人生は、その場では意味のわからないことがずいぶんあります。

失敗だと思っていたことが数年後、

「あれがあってよかった」に変わることもある。

逆に「運命だ」と思ったものが、

ただ寂しさを埋めたかっただけだった…なんてこともあります。

だから心がざわざわしているときは、

一度止まってみる。

一晩寝る。

散歩する。

お茶を飲む。

犬の寝顔を見る。

人生の大問題をいったん台所の隅に置いておく。

そうすると、昨日まであんなに騒いでいた気持ちが少し静かになることがあります。

その静けさの中で、

「本当は、寂しかったんだ」

「怖かったんだ」

「認めてほしかったんだ」

そんな本音たちが見えてくることもあります。

50代って、強くならなきゃいけない年代ではなくて、

むしろ、自分に正直になっていい年代なのかもしれませんね。

もう誰かに褒められるための人生でもない。

世間に正解と言われる道を選び続けなくてもいい。

これまでの人生でいろんな役割をやってきたからこそ、

これからは少しずつ、

「わたしは、どうしたい?」と自分に聞いてもいい。

ほんとうのわたしはどこか遠くにいるわけではなくて、

ずっと心の奥にいたのだと思います。

ただ忙しすぎて、声が聞こえなかっただけ。

50代からは何かを証明するためではなく、

ほんとうのわたしに会いに行く。

そんな生き方があってもいい。

急いで答えを出さなくても大丈夫。

少し立ち止まって、

「これから、どんな毎日なら心地いい?」と聞いてみる。

大きな夢じゃなくてもいいんです。

朝をゆっくり過ごしたい。

好きな仕事を少ししたい。

会いたい人に会いたい。

無理な付き合いを減らしたい。

そんな小さな本音の積み重ねがこれからの心地よい人生をつくっていくのだと思います。

50代はもう一度、自分の人生を自分に返していく年代。

わたしはそんなふうに思っています。
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