ビジネスを学んでいると、こんな言葉をよく耳にしますよね。
でも、実際に何を調べればいいのか、きちんと理解している人は意外と少ないです。
例えば、あなたがオンライン講座を販売したいとします。
そこで、同じジャンルで成功している人を調べてみる。
「この人は動画編集の講座を売っているんだ」
「価格は約10万円か」
「なるほど。初心者向けの内容が人気なんだな」
そして、自分も似たような講座を作って販売してみる。
ところが、まったく売れない。
一方で、ライバルは毎月のように商品を販売している。
この違いは、いったいどこから生まれるのでしょうか?
実は、リサーチする場所が根本的に間違っている可能性があります。
ビジネスで成果を出すためのリサーチは、大きく3つに分けられます。
多くの人が取り組んでいるのは、③のライバルリサーチです。
競合が何を売っているのか。
いくらで販売しているのか。
どんな特典をつけているのか。
もちろん、これらを調べることも大切です。
ただし、それだけでは売れる仕組みの一部分しか見えていません。
特に重要なのが、①の導線リサーチです。
導線とは、簡単に言えば「お客様が商品を知ってから購入するまでの道筋」のこと。
例えば、あなたが新しいコーヒーメーカーを購入するとします。
最初はInstagramで、おしゃれなコーヒーの動画を見かける。
↓
「自宅でもこんなコーヒーが飲めたらいいな」
↓
そう思って投稿者のプロフィールをチェックする。
↓
すると、プロフィールにおすすめ商品の比較記事が紹介されている。
↓
記事を読んでいるうちに、あるメーカーの商品が気になってくる。
↓
YouTubeで使用レビューを確認する。
↓
口コミも調べる。
↓
そして、最終的に公式サイトで購入する。
これが購入までの導線です。
最初から「このコーヒーメーカーを買おう!」と決めていたわけではありません。
何度も情報に触れるうちに、少しずつ欲しい気持ちが大きくなっていったんです。
実は、コンテンツ販売でも同じことが起きています。
売れている人は「購入前の体験」を設計しています。
例えば、あなたが「社会人向けの英語学習講座」を販売するとします。
価格は15万円。
内容には自信があるし、サポートも充実している。
そこでSNSで、
「3か月で英会話力を伸ばす講座です!15万円で募集します!」
と告知する。
でも、反応がない。
なぜでしょうか?
理由の一つは、まだお客様との信頼関係ができていないからです。
初めて投稿を見た人にとって、あなたは知らない人。
その人から突然15万円の商品を紹介されても、購入するのは難しいですよね。
一方、同じような講座を販売している人が、こんな導線を作っていたらどうでしょう。
まずInstagramで「忙しい社会人でも続けられる英語学習法」を発信する。
↓
次に、無料の「英語学習タイプ診断」を案内する。
↓
診断を受けた人に、LINEで学習のコツを届ける。
↓
さらに、2,000円の発音トレーニング教材を紹介する。
↓
教材で成果を実感した人に、無料相談を案内する。
↓
その後、必要としている人に15万円の本講座を提案する。
同じ15万円の商品でも、購入前の印象は大きく変わります。
なぜなら、お客様はすでに、
「この人の情報は役に立つ」
「教え方がわかりやすい」
「もっと本格的に学んでみたい」
と感じているからです。
つまり、売れている理由は商品そのものだけでなく、購入までの体験にもあるということ。
ここを見落とすと、どれだけ競合の商品を研究しても、成果につながりにくいんです。
導線リサーチで調べるべき5つのこと
では、実際に何を調べればいいのでしょうか?
おすすめするのは、次の5つです。
① 最初の接点はどこか?
Instagramなのか、YouTubeなのか、ブログなのか。
お客様が最初にどこで発信者を知るのかを調べます。
チェックリスト、動画講座、診断、PDF教材など。
興味を持った人に、次の行動を促す仕組みを確認します。
② どんな無料コンテンツを提供しているか?
チェックリスト、動画講座、診断、PDF教材など。
興味を持った人に、次の行動を促す仕組みを確認します。
③ どうやって信頼を築いているか?
LINEの配信内容、メルマガ、実績紹介、体験談など。
お客様が安心できる理由を探します。
④ どんな順番で商品を紹介しているか?
最初から高額商品を案内するのか。
低価格の商品を体験してもらうのか。
商品の販売順序を調べます。
⑤ どのタイミングで購入を促しているか?
無料講座の終了後なのか、個別相談の後なのか。
セールスにつながるタイミングを確認します。
この5つを整理するだけでも、ライバルの販売戦略がかなり見えやすくなります。
ただし、外から確認できるのはあくまで導線の一部です。実際の成約率や売上までは、公開情報だけで判断できないことも覚えておきましょう。
リサーチの本質は、単に競合の商品を調べることではありません。
「なぜ、その商品が選ばれているのか?」
その理由を、購入までの流れから読み解くことです。
商品だけを見る人は、売れている人の「結果」を真似します。
一方、導線まで調べる人は、売れるまでの「プロセス」を学びます。
この違いは大きいです。
もし今、商品を作っても思うように売れないなら、商品内容を変える前に、購入までの導線を見直してみてください。
そこに改善のヒントが隠れているかもしれません。
コンセプトリサーチについては今度解説します。
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