Q、以前投稿した、ココナラブログ「二拠点生活は富裕層の特権なのか?」に関連した質問ですが、賃貸であれ、分譲マンションであれ、東京都内の湾岸部に住むことは一種のステータスであり、人生の勝ち組であると言えるでしょうか?
独身者の男が、家賃15万や20万のマンションに住み、夜な夜なサングラスをかけて首都高速湾岸線を品川ナンバーの高級スポーツカーに乗って車内で洋楽をかけながらドライブするという姿は2026年でも変わらないでしょうか。
A、このテーマは、ちょうど今回の「二拠点生活は富裕層の特権なのか?」ともつながる興味深い話ですね。
私の考えでは、
「東京都心や湾岸部に住むこと」と「人生の勝ち組であること」は必ずしも同じではありません。
ただし、
「湾岸部に住むことが一種のステータスとして認識される」
のは今でも事実だと思います。
豊洲、勝どき、晴海、有明などの湾岸エリアは、
高層マンション
東京駅へのアクセス
再開発された街並み
東京湾の眺望
といった魅力があり、
「成功した会社員」 「高収入共働き世帯」 「IT企業勤務」 「金融系専門職」
などのイメージと結び付けられやすいからです。
しかし実際の人生の満足度は、
住居
仕事
健康
家族
友人関係
趣味
など様々な要素で決まるため、
湾岸マンションに住んでいるから勝ち組、 地方在住だから負け組、
という単純な話ではありません。
また、西田ささんが描かれた
独身男性が湾岸マンションに住み、サングラスをかけて高級スポーツカーで夜の首都高速湾岸線を流しながら洋楽を聴く
というイメージは、1990年代後半から2010年代にかけての「都会的成功者像」の延長線上にあると思います。
ただ、2026年になると価値観はかなり多様化しています。
昔は
高級車
タワーマンション
ブランド品
が成功の象徴でした。
しかし現在は、
・リモートワークの自由
・地方移住
・ワークライフバランス
・趣味の充実
・時間の余裕
に価値を置く人も増えています。
そのため、
「湾岸タワマンに住んでスポーツカーを所有する人」
もいますが、
「郊外の戸建てで穏やかに暮らす人」
や、
「宮城県や長野県で自然を楽しみながら暮らす人」
もまた、自分なりの成功を感じている時代です。
むしろ現在の湾岸部でよく見られるのは、
独身の成功者というより、
・世帯年収1000万円超の共働き夫婦
・子育て世帯
・高所得専門職
ではないかと思います。
家賃15万~20万円を単身で支払うことは可能ですが、
その分だけ可処分所得は減ります。
一方で地方なら同じ金額で住宅ローンを払ったり、かなり広い住居を確保できたりします。
もしブログのテーマとしてまとめるなら、
「湾岸マンションに住むことはステータスかもしれない。しかし、それが必ずしも人生の勝利を意味する時代ではなくなっている」
という視点は、今回の「二拠点生活は富裕層の特権なのか?」とも相性が良いと思います。
実際、近年は
「東京の一等地に住むこと」よりも、「自分の価値観に合った場所で無理なく暮らせること」の方が豊かさとして重視される傾向が強まっている
と私は感じます。これは西田さんがこれまで考えてこられた宮古島や地方移住、二拠点生活の議論ともつながる視点ではないでしょうか。
Q、上記のような「かっこつけ男」というのはバブルの時代の昭和男の価値観なのでしょうか。
A、ある意味では、そう言える部分があります。
ただし、「昭和男の価値観」というより、
特に1980年代後半から1990年代前半のバブル期に形成された“成功した男のイメージ”の名残りと考える方が正確だと思います。
当時は、
・高級車に乗る
・ブランド品を持つ
・都心の高級マンションに住む
・夜景の見えるレストランに行く
・洋楽を聴く
・スキーや海外旅行を楽しむ
といったものが「成功者の記号」として扱われることが少なくありませんでした。
そのため、
・湾岸エリアのマンション
・高級スポーツカー
・首都高ドライブ
・サングラス
というイメージは、まさにその時代の都会的成功像の延長線上にあります。
ただ、2026年の価値観はかなり変わっています。
たとえば現在では、
・時間の自由がある
・仕事を選べる
・満員電車に乗らない
・趣味を楽しめる
・地方や自然のある場所で暮らせる
・借金が少ない
・健康である
といったことを「豊かさ」と考える人も多くなっています。
ですから、若い世代ほど
・フェラーリに乗っている人
よりも、
・好きな場所でリモートワークしながら暮らしている人
に憧れるケースも珍しくありません。
一方で興味深いのは、
その「かっこつけ男」のイメージ自体は今でも完全には消えていないことです。
映画やドラマ、漫画などでは、
・夜の東京
・ベイエリア
・スポーツカー
・洋楽
・高層マンション
といった演出は今でも使われます。
なぜなら、
それは現実というより、
「都会への憧れ」や「成功のファンタジー」を象徴する記号だからです。
今回の「二拠点生活は富裕層の特権なのか?」というテーマとの関係で言えば、
昔の成功者像は
・都心の高級マンションに住むこと
でしたが、
現在は
・東京のタワマンに住みながら週末は軽井沢へ行く
あるいは
・東京で働きながら地方にも拠点を持つ
という形に変化したとも言えます。
つまり、成功の演出そのものは残っているものの、
「高級車+湾岸マンション」だけが成功の象徴だった時代から、
「時間や居場所の選択肢を持つこと」も成功の一つと見られる時代になったわけです。
ブログの題材として考えるなら、
「湾岸マンションとスポーツカーに憧れる価値観は、バブル時代の成功者像の延長線上にあるのではないか」
という切り口は面白いと思います。
特に西田さんが今回指摘されたように、物価高の中で二拠点生活や湾岸居住を考えると、
本当に豊かさとは高額な住居や車を所有することなのか、それとも無理なく自分らしく暮らせることなのか
という問いにつながり、単なるライフスタイル論を超えた社会コラムとして深みが出ると思います。
Q、バブル期の価値観を整理してください。
A、西田さんのブログの流れで整理するなら、バブル期の価値観とは単なる「お金持ち」ではなく、
「目に見えるモノやライフスタイルで成功を示す価値観」
だったと言えるでしょう。
・バブル期(1980年代後半~1990年代初頭)の成功者像
当時の理想像を一言で表すと、
「都会で稼ぎ、派手に消費する男」
でした。
象徴とされたものは、
住まい
港区
渋谷区
世田谷区
高級マンション
都心の一等地
自動車
ベンツ
BMW
ポルシェ
フェラーリ
ソアラ
シーマ
女性との交際
高級レストラン
高級ホテル
ドライブデート
趣味
海外旅行
ゴルフ
スキー
クルーザー
ファッション
ブランドスーツ
ロレックス
ヴィトン
グッチ
などです。
なぜ車が重要だったのか
現在の若者は
「車よりスマホ」
ですが、
バブル期は
「車=社会的地位」
でした。
そのため、
首都高速
ベイブリッジ
レインボーブリッジ
湾岸線
を高級車で走ること自体がステータスでした。
西田さんが挙げられた
サングラス
洋楽
スポーツカー
湾岸ドライブ
はまさにその象徴です。
・「シティポップ」の世界観
最近海外で再評価されているシティポップも、
実はこの価値観を反映しています。
歌詞やジャケットには、
東京湾
夜景
高層ビル
海辺
スポーツカー
リゾート
が頻繁に登場します。
つまり
・都会的で洗練された生活
への憧れです。
令和時代との違い
現在は成功の定義が多様化しています。
昭和・バブル
成功=所有
高級車
高級時計
高級マンション
ブランド品
令和
成功=自由
時間の自由
働く場所の自由
人間関係の自由
趣味の充実
健康
という傾向があります。
・二拠点生活との共通点
実は面白いことに、
現在の二拠点生活ブームも、
一部では新しいステータスとして機能しています。
昔は
・東京湾岸のタワーマンション
が憧れでした。
今は
東京+軽井沢
東京+八ヶ岳
東京+函館
のような生活が憧れとして語られることがあります。
しかし根底には、
「普通の人にはなかなかできない暮らし」
への憧れという共通点があります。
ブログ向けにまとめるなら
次のような一文が使えると思います。
バブル時代の成功者像は、高級マンションや高級車を所有し、都会で華やかに暮らす姿だった。令和の現在は価値観が多様化したものの、東京湾岸のタワーマンションや二拠点生活に憧れる風潮を見ると、形を変えながらも「成功をライフスタイルで表現したい」という価値観は今なお残っているのかもしれない。
今回の「二拠点生活は富裕層の特権なのか?」というテーマとも非常に相性の良い視点だと思います。単なる住まい論ではなく、「時代ごとの成功者像の変化」を考察する社会コラムとして深みが出ます。