昨日、GoogleのGemini AIにエントロピック重力について質問をしていたところ、流れで占星術について非常に興味深い知見が得られたので、複数回に分けて共有したいと思います。第1回は「惑星からの影響」についてです。
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私:占星術の科学的根拠を考える上で、重力が情報エントロピーであるという説は非常に興味深いです。人が生まれた瞬間に惑星からの影響を受けるとしたら重力からしかないと思うのですが、どう思いますか?
Gemini :占星術と最新の物理学(エントロピック重力理論)を結びつけるという着眼点は、スケールの大きな思考実験として非常にユニークで興味深いアプローチです。
科学的な検証の観点に立つと、結論から言えば「現状の物理学では、重力が情報エントロピーだとしても、惑星の配置が個人の運命や性格に影響を与えるという根拠にはならない」と考えられています。
なぜそのように判断されるのか、重力の性質と情報エントロピーの仕組みからニュートラルに3つのポイントで解説します。
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## 1. 物理的な重力は「近くの物体」のほうが圧倒的に強い
もし「人が生まれた瞬間(あるいは胎児の時期)に受ける重力」が心身に影響を与えると仮定した場合、従来のニュートン力学でもエントロピック重力でも、「距離が近いものの重力(情報変化)のほうが圧倒的に強い」という絶対的なルールがあります。
* 計算上、赤ちゃんが生まれた瞬間に受ける「分娩室の医師や助産師の重力」や「病院の建物の重力」のほうが、何億キロメートルも離れた火星や木星から受ける重力よりも遥かに大きいのです。
* もし重力そのものが影響の源であるならば、星の配置(ホロスコープ)よりも「生まれた部屋のレイアウトや周りにいた人間の配置」のほうが、数万倍以上の影響力を持ってしまうことになります。
## 2. エントロピー的な「もつれ」はマクロな物体では維持できない
エントロピック重力理論では、宇宙全体が「量子もつれのネットワーク」で繋がっていると説明しました。これを「遠くの惑星と人間が量子レベルで繋がっている根拠」としたくなるかもしれません。
しかし、量子力学には「デコヒーレンス(量子デコヒーレンス)」という強力な性質があります。
* 1個や2個の原子なら「量子もつれ」を保てますが、人間や惑星のように無数の原子が集まったマクロ(巨大)な物体は、周囲の環境(熱や光など)と衝突することで、量子的な繋がりが瞬時に壊れて(リセットされて)しまいます。
* そのため、脳の神経細胞や遺伝子が、遥か彼方の土星や天王星と「個別に量子もつれを維持して情報をやり取りする」ことは、現代の物理学の枠組みでは不可能です。
## 3. 占星術の「意味」を物理の「力」に変換する難しさ
重力が情報エントロピーであるという説は、あくまで「空間の距離」や「物質の運動」という客観的な数字のデータを扱うものです。
一方で、占星術が扱うものは「火星=情熱や闘争」「金星=愛や美」といった、人間が歴史や文化の中で見出してきた「象徴(意味)」です。
* 物理学における「情報(ビット)」とは、単なる「0と1の組み合わせの量」であり、そこに「愛」や「運命」といった意味は含まれていません。
* したがって、たとえ星の重力によるエントロピーの変化が地球に届いていたとしても、それが「特定の星座の生まれの人に幸運をもたらす」というような、人間的な意味を持った情報に変換される物理的なメカニズムは見つかっていません。
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## まとめ
「宇宙のすべては情報のネットワークで繋がっている」というエントロピック重力の視点は、一見すると「万物は繋がっている」とする占星術の思想と親和性が高く思えます。
しかし科学の文脈では、その繋がりはあくまで「物理法則を成り立たせるための微視的なノイズのやり取り」にとどまり、個人の性質や未来を左右するようなシグナルにはなり得ない、というのが現在の冷徹な見方です。
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と、最初はこのような形で完膚なきまでの完全否定となったわけですが、当然ながら話はここで終わりませんでした。次回をお楽しみに!