進む道に悩んでいる人へ贈る創作人の言葉とタロットカード

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・まずはとびきり嬉しくて泣いちゃった個人的な話

私は中学生の頃から小説と脚本を書き始めていて、出版社に持ち込みをして担当さんがついていたりしていました。その頃からプロの作家になると決めていたのです。ただ趣味は趣味として、当時から現在まで一次創作をしたり二次創作をしたりして楽しんでいます。また役者も並行してやっていたので声優の知り合いも多く、脚本を提供したりもしていました。
ですが、壊滅的に他の人たちと私の創作スタンスがズレていました。
他の人たちはみんな「趣味で作ってるんだからクオリティなんてどうでもいい」「自己満足で作ってるんだから批評しないでほしい」「自分が自分の一番のファンなんだから自分さえ満足すればそれでいい」と言っていた。

私の考えは全てその真逆です。

例えば自家菜園でトマトを作ったとします。プロの作ったお野菜ではないから、お安く10円で売るとします。では、そのトマトの中に虫がいたり、全く味がしなかったり酸っぱかったりしても、自分には何の責任もないのだから文句を言うなと仰るのだろうか。
たとえ10円だろうと金銭のやり取りが発生したならそれは作品の売買として成立しているはずです。しかし彼らは「自家菜園で作ったものなんだから虫くらい入ってますよ!文句言わないでください!」と言っているも同然ではありませんか?

自分の作ったものに誇りはないだろうか?と思いました。創作という『ものづくり』をしているにも関わらず。
私は私の心の中に最強のクレーマーを飼っています。その”私”はいつもいつも私が作るものに文句を言ってきます。だから黙らせるためにクオリティをアップする。そのためにたくさん勉強もする。そうやって私は趣味の作品であろうと本気で作っていました。
空港のシーンを書くならわざわざ空港まで言って、場所ごとにどんな音がするか、どんな会話が聞こえるか、どんな匂いがしてくるか、録音したりメモを取ったりして忠実に書こうと努力します。私は趣味であろうと誇りがあり、私の作品に触れた人が大満足してくれるものを書きたいのです。
なぜならわざわざお金を払い、貴重な時間を割いてくれているのだから。
しかし私のこのスタンスは異端者扱いされ、「お前がやってるのは創作じゃない」「遊びとして楽しんでいない」「この界隈に来るな」「だったら商業一本でやれば?」などと散々言われてきました。私と同じ考えの人に出会ったことはこの20年で一度もありませんでした。

ですが、去年生まれて初めて出会いました。それも私の考えと一字一句ほとんど違わず、自分が作品を作るときはそういうスタンスなんだと教えてくれました。本当にびっくりした。特に私はしょっちゅう身近な親友たちにその話をしていたので耳タコだったことでしょう。
自分と同じ考えの人がこの世界にいるというだけでこんなにも救われて幸せな気持ちになれるんだ、と涙が出た。本当に出会えて良かったと思った。そういった出会い、ご縁、友人は一生大切にしていきたいと感じた出来事でした。

・悩むあなたへ贈るメッセージ

さて、私はタロット占い師でもありますので、創作や趣味に限らず「私がやっていることは間違いなのだろうか?」と悩んでいる皆さんへメッセージを贈るためにカードを引いてみました。

質問:「活動の方向性に悩んでいる。どうすればいい?」
結果:DEATH / WANDS 6

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あなたが今悩んでいるということは、ターニングポイントの目前であるということの証明でもあります。「変化しない」ことは惰性なのではないか?「変化する」ことはリスクがあるのではないか?そうやって人は必ず岐路に立ったときに悩む生き物です。
しかし、「立ち止まる」ことが一番やってはいけないことなのです。恐れて決断を先延ばしにすることをやめましょう。信じたことを貫くでも良し、違う方へ転換するでも良し。あなたがこれだ!と感じた方へ進みましょう。それこそが達成感へと通じる道なのです。

できれば私自身の体験のように、その道を光で照らしてくれる出会いが皆さまにも訪れることを願っています。


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