別れてから時間が経っても、ふとした瞬間に相手のことを思い出す。それが止まらない。
これは弱さじゃないと思う。大切にしていた関係を、すぐに忘れられる人の方が少ない。
未練がある、ということは、その関係が自分にとってそれだけ意味があったということだ。
ただ、未練があること自体は自然でも、それが「戻りたい」という行動に変わるかどうかは、少し別の話だ。
「戻りたい」気持ちが、「今の自分がさみしいから」なのか「本当にあの関係が良かったから」なのかで、意味が違う。
さみしさからの未練は、しばらく経つと形が変わることが多い。本当に良かった関係への未練は、時間が経っても同じ温度を保っていることが多い。
別れてからどれくらい経つか、どんな状況で相手を思い出すか——そういうことを少し観察してみると、今自分の中にある気持ちの正体が少しだけ見えてくる。