仮想間取り
「北東=和室①、東=玄関、南東=和室②、西=LD、北西=K、南西=和室③、中央~南=洋室①、北=洋室②、北北西=浴室・洗面」
この間取りは、玄関そのものよりも「南側の張り・欠けの形」と、北西~北の水回り、家の中央から南へ伸びる洋室①が家相上の重要ポイントです。
総合鑑定
この家は、家相としては 「中程度。長所もあるが、南側の形状に注意が必要な家」 と判断します。
特に目につくのが、南東側の和室②が南へ張り出している一方、中央南の洋室①のさらに南側が大きく引っ込んでいる形です。
つまり単純に、
「南東に張りがある良相」
だけでは評価できません。
南側全体を見ると凹凸がかなり大きく、ここがこの家の家相を左右します。
① 北東:和室6帖
北東は家相では「鬼門」です。
ここにトイレ・浴室・キッチンがないのは大きなプラスです。
和室であれば、
清潔に保つ
不用品を溜めない
押入を物でいっぱいにしない
湿気を溜めない
という使い方をすれば、北東としては比較的良い配置です。
北東は「変化」「相続」「家の継承」「親族」「子ども」などにも関係するとされます。
したがって、この和室を物置化してしまうより、きちんと人が使える部屋として維持する方が良いでしょう。
評価:○~◎
② 東:玄関
東玄関は、家相では比較的良い配置です。
東は「発展」「若さ」「行動力」「仕事のスタート」「情報」などを象徴します。
朝日の気を取り込みやすい玄関なら、さらに良いでしょう。
特に、
新しいことを始める・仕事を発展させる・子どもの成長
という意味ではプラスに働く玄関です。
ただし画像を見る限り、玄関は東のやや南寄りにも見えます。
正確な方位線を引いた場合に「東」なのか「東南」に入るのかで意味は多少変わりますが、どちらであっても玄関として大凶方位ではありません。
評価:◎
③ 南東:和室②・南への張り
ここは重要です。
南東は家相では非常に重要な方位で、
信用・縁・商売・人間関係・結婚・交渉
などを司るとされます。
しかも水回りではなく和室ですから、部屋の用途自体は良好です。
さらに和室②が南方向へ張り出しています。
ただし、ここを単純に「南東の張り=吉」とするのは少し危険です。
なぜなら、その西隣の洋室①の南側が大きく後退しているためです。
家全体として見ると、
南東が凸 → 南中央が凹 → 南西側が再び凸
という複雑な輪郭になります。
したがって、
南東の張りそのものは吉作用を期待できるが、南側全体としては吉凶混在
と判断します。
評価:○~◎
④ 中央~南:洋室①
この家でかなり気になるところです。
洋室①自体が中央から南にあることは問題ありません。
むしろ家の中央付近に、
トイレ
浴室
キッチン
大型収納
がないのは良い点です。
中央は家相では「太極」と呼ばれ、家全体の気が集まる場所として非常に重要視されます。
この部分が普通の居室なのはプラスです。
ところが問題は洋室①の南側の外形です。
画像では洋室①の南側に赤い部分(開口部と思われます)があり、その先は建物がありません。
左右の和室②・和室③より大きく北側へ引っ込んでいます。
そのため建物全体の輪郭によっては、
「南の大きな欠け」
と判定される可能性があります。
これはかなり重要です。
⑤ 南の欠けについて
家相で南は、
名誉・評価・社会的信用・判断力・知性・目・精神面・将来の見通し
などに関係するとされます。
南が適度に張るのは良い場合がありますが、大きな欠けは好まれません。
この間取りの場合、南東と南西が前へ出て、南中央だけが後退する形に見えます。
もし方位線を正確に入れて、この凹みが「南」に該当するなら、この家の最大の弱点の一つになります。
特に、
「努力しているのに評価につながりにくい」
「物事の先行きが見えにくくなる」
「家族間で意見や判断が食い違いやすい」
といった南欠け特有の象意には注意します。
ただし、欠けかどうかは建物全体に対する凹みの深さ・幅を計算して最終判定する必要があります。
画像だけで「完全な南欠け」と断定するのはまだ早いです。
評価:△(要精査)
⑥ 南西:和室③
南西は裏鬼門です。
北東と同様に重要な場所ですが、ここも和室なので悪くありません。
南西は、
家庭・母・妻・生活基盤・土地・蓄積・継続
などに関係するとされます。
水回りがないのはプラス。
ただし画像を見ると、南西の和室③の西側に押入・収納があります。
収納自体は問題ありません。
むしろ南西は落ち着きのある場所なので、和室との相性は良いです。
評価:○~◎
⑦ 西:LDKのLD部分
西は「金運」「収穫」「楽しみ」「飲食」「社交」などと関係する方位です。
LDが西にあるのは、家族が集まって食事や会話を楽しむという意味では相性があります。
ただし西日が強い家の場合、
浪費・遊興・食生活の乱れ
という西のマイナス作用が強くなる、と家相では考えます。
西側の窓が大きければ、遮光・断熱を意識するとよいでしょう。
評価:○
⑧ 北西:キッチン
ここは注意点です。
北西は家相で「主人」「父」「権威」「仕事」「社会的地位」を象徴する重要な方位です。
いわゆる「乾(けん)」の方位です。
そのため北西にキッチンの火気が強く入ることを嫌う流派があります。
昔の家相では、
「主人の方位を火で焼く」
として警戒する配置です。
ただ、現代住宅ではキッチンが北西にあるだけで凶と断定する必要はありません。
問題になるのは、
コンロそのものが北西の中心に入っているか
です。
画像を見るとキッチン設備は西側壁面にあります。
したがって方位線を正確に引けば、コンロが「北西」ではなく「西」に入る可能性もあります。
ここは家の中心点からコンロ位置まで線を引いて判定したいところです。
評価:△~○
⑨ 北:洋室②
これは問題の少ない配置です。
北は静かな気を持つ方位とされ、
思考・秘密・信頼・蓄財・落ち着き
などに関係します。
寝室、書斎、個室には比較的向いています。
日照不足や湿気だけ注意すれば、家相的には悪くありません。
評価:○~◎
⑩ 北北西:浴室・洗面
ここは北西キッチンと並んで注意します。
北~北西に浴室・洗面という水回りがあります。
北の水回りそのものは珍しくありませんが、北西に深く入ってくる場合は評価が下がります。
北西は先ほど述べたように「主人・仕事・社会的信用」の場所なので、
北西の欠け+水回り
などが重なるとかなり嫌います。
ただ、この家の場合、画像を見る限り北西そのものはLDK・キッチン側にもかなり面積があります。
したがって、
「北西全部が浴室」という家よりはずっと良い
です。
浴室は、
換気
カビ防止
排水口を清潔にする
使用後に湿気を残さない
ことが特に重要です。
評価:△~○
特に見る「4つのポイント」
この家は、東玄関や北東・南西の和室など、基本配置は意外に悪くありません。
むしろ詳しく鑑定するなら、次の4点が重要です。
① 南中央の凹みが「欠け」に該当するか
② 南東の和室②は「張り」と判定できるか
③ 北西キッチンのコンロが実際には何方位に入るか
④ 北北西の浴室が北西(乾)にどこまで入っているか
この4つで総合評価がかなり変わります。
特に私は①を最優先します。
画像を見る限り、南中央の凹みがかなり深いからです。
一方で興味深いのは、南東と南西の部屋が南へ出ています。そのため、これは単純な「南欠け住宅」ではなく、南の中央部分だけを大きく切り取ったような特殊な形です。