ついでに、父のこともつぶやきます〜後編〜

記事
コラム
こんにちは、YUSAKODAです。

母のことに続き、父のこともつぶやいております😅
結論から言うと、最終的に父とは親子の縁を切りました。

前編で、私が実家を出たところまでしか書けなかったので、
その続きになります。長くてすみません…💦 何とか完結ですw

前編が気になる方はこちらから↓


私が家を出て数年後、弟も一人暮らしを始めました。

実家は父と母の二人暮らしになりましたが、
父が始めた洋菓子店は、採算が取れなくなってきているようでした。
職人としては優秀だったけど、経営には向いていなかったんでしょう。

お店は2階が住居の賃貸物件だったのですが、
利益がなくても営業してなくても、家賃は払わなくてはいけません。

生活していくために、父は他所のパン屋に働きにいき、
母も近くの会社で事務の仕事をやりはじめました。

父としては、いつかここでお店を再開させたいようでした。

でも、稼働してない建物って、劣化も早いんですよね。
父以外の家族は、もう再開は無理だろうとわかっていました。


それに、採算が合わなかったのは、開店当初からだったようです。

ある日、私の職場に叔母(母の姉)が訪ねてきて、
開店当初から、母が叔母にお金を借りているというんです。

叔母は母のメンタルを心配して訪ねてきたと言ってましたが、
ずっと少額ずつ返済をしていたけど、それが滞ってると…

まあ、私も高校の時から自分のバイト代を家に入れていましたし、
それでも足りないって追加で貸すこともありましたし、
どうして気がつかないのかって感じですね💦

この時に、母が借金してるのは、叔母だけじゃないなと直感が働き、
母が仕事でいない時間帯をねらって、実家に向かいます。

私の定期預金の通帳をしまってあったところに母のもあったはず…

すぐに通帳は見つかって、それを持って銀行のATMで通帳記入をしました。

私の直感はやっぱり当たっていて、記帳した母の通帳には、
消費者金融からの借入や返済した履歴が残っていました。

いつからなのか、他にもあるのか、今すぐにでも問い詰めたかったけど、
叔母の話が事実ならば、母はメンタルにきているかもしれないし、
どちらにしろ、家族の問題として、まずは父と弟に話すことにしました。

一通りの経緯を話すと、父はビックリした様子でした。

いやいや、知らないはずがないだろうと思いましたが、
面倒くさいので、そこはあえてスルー。

とりあえず、母名義で借金があるのは事実だから、
どれだけあるか確認して、債務整理するように勧めるということ、
そして、借金をした母を責めないようにしようと話しました。

別日にまた実家に集まり、私から母に話したところ、
「泥棒みたいな真似して…」と、通帳を探したことを罵られました。

そして、「ほっといてくれ」と。

ほおっておきたいのは山々だけど、世間で親子と認識されてる限り、
叔母のように、私を訪ねてきたり、請求してくる人もいるかもしれない。

これは、母を責めているわけじゃなくて、こうなった背景はわかってるから、
家族みんなで何とかしようという話し合いなんだと懇々と説明しました。


「こうなった背景」というのは、結局は、お店の経営状況が悪いこと。
後々、母から聞いた話では、開店資金で親戚数人に借金をしていたらしく、
父方の叔母にも借りていたようでした。だから、父が知らないはずがない。

自分で開店資金を用意できないのに、お店を始めたことも疑問だし、
お店の経営がうまくいってないのも、利益がなくて赤字なのも、
開店当初の借金どころか、日々の生活費がカツカツだったことも、
どうにも回らなくなって母が消費者金融に借金してたことも、
経営者の父が、一緒に暮らしていた父が、知らない方がおかしいんです。

母が悪くないとは言いませんが、そうなる状況を作ったのは父。

それを自分は知らなかった、と他人事のように振る舞う姿に、
私が尊敬していた父の面影は、もうありませんでした。


母も、もうどうすればいいかわからない状況だったと思います。
年代的に、ネットで調べてってことも出来ないですからね。
自転車操業…にもなっていない、とりあえず返せるところに返すだけでした。

自分では抜け出せない、ずっとこのままだと思っていたけど、
債務整理することで、徐々に減らすことができるんだとわかり、
返済の目処がたってからは、少し前向きになったような気がします。

債務整理の際にも、店舗兼住居の家賃がネックだと言われたようで、
近くの集合住宅であれば、半額以下で住めるため、お店も取り壊すことに。

ここから、父の様子が少しおかしくなり始めます。

自分はいずれパン屋の異動で地方に行くことになるから、
新しい住居の名義は母にしてほしいと言ったり、

パン屋の仕事だったので、朝が早いことはありましたが、
それからは、夜もほとんど帰ってこない日が続き、

お店の取り壊しの手続きから、新居の手続きや引越し準備など、
すべて母がやらなければならず、私も手伝いましたが大変でした。


無事にお店も取り壊し、心機一転、新居に引っ越してからも、
父は家にいることはほとんどなく、いても自室に籠っていたようです。

そのうち、「突然、父から離婚して欲しいと言われた」と母から連絡が。

私は、父が一度言い出すと聞かないのはわかっていましたし、
母も父の申し出を拒否することも出来ないだろうなと思いました。

「お母さんはどうしたいの?」

母としては、借金があるとはいえ、返済の目処もたち、
家賃が大幅に減ったため、仕事さえしていれば経済的にも大丈夫そう。

この頃には、私も弟も結婚していたし、親権とかも決めなくていいし、
今のままでも離婚しているようなもの(帰ってこないので)だし、

「嫌だって言っても、するでしょ…」「たしかにね」

話し合いもせずに、一方的に離婚を突きつけるやり方は、
私としては、かなりモヤモヤしましたが、
本人同士が合意してるなら私の出る幕はないし、

「お母さんが良ければいいんじゃない。何かあったら助けるよ」と告げます。

父からは、離婚届に証人が必要だから書いてくれと言われたので、
じゃあ、最後にちゃんと顔を見て話そうと、両親を家に招きます。

あらためて、私たち子供も成人して、それぞれ家庭を持っているし、
両親が離婚するのは、本人が合意してればいいと伝え、
離婚届の証人欄にも、私の名前を書くことを了承しました。


ただ、一方的に離婚を突きつけるのは、納得がいかない。
母にも知る権利があるから、ちゃんと理由を言えば?と言うと、

お店を取り壊したことや、母の借金のこと、居場所がなかったことなど、
いろんな不満が父から出てきました。

母の借金は、お店の経営状況も関係してたし、父も無関係じゃないこと、
お店を取り壊すことも、いずれやらなきゃいけなかったこと、
居場所がないのは、それまでの家族との関わり方に問題があったこと、

あくまでも冷静に、客観的な意見を父に伝えました。
ただ、本当の理由は他にあるだろうなと私は思っていました。


実は、この話し合いの前にも、一悶着ありまして、
父がどうやらアパートを借りるのに、私を勝手に保証人にしていて、
不動産会社から確認の電話がかかってきたことがありました。

父が契約書に書いたのは、私の以前の勤め先で、
当時、パニックが再発して仕事は辞めていましたし、
保証人になることも聞いていなかったので、正直に話します。

ここでも、私の勘が働きまして、「この物件ってどこですか?」と聞くと、
父から聞いていた異動先とは全く違う地域だったんです。

どれだけ嘘を重ねているんだろう…そうしなきゃいけない理由は何?


「別に離婚に反対なわけでもないし、今更どうこう言わないから、
 ちゃんと全部、話せば? ややこしくしてるだけだよ?」と聞きますが、

「言えない」「俺だってストレス抱えてるんだ」の一点張り。


母の時は、良くも悪くも期待してなかったから、
裏切られたと思うこともなかったと書きましたが、

父は、私の価値観の大本を作ったと感じていたので、
幼少期に見てきた父と、目の前の自分本位な父との
あまりのギャップに悶々とし、そのうち私の中の「怒り」が爆発💢

ここには詳細は書きませんが、盛大にキレました😅

以前、ブログでも書きましたが「怒り」は、
「悲しさ」や「寂しさ」などの二次的感情の場合があるんですよね。
この時の私は、「悲しさ」「寂しさ」どちらも含まれていました。


おそらく父は父で理想の家族があったけど、どんどん理想と離れていくから、
ほかに家族を求めていったのかもしれません。

そのために、私たち家族を捨てたかった。もう要らなかったんでしょう。
でも、繋がってる限り、都合が悪くなったら、また私は利用される。

今までスルーしてきたこともあるけど、やっぱり許せないことも多く、
私の勘がまた発動して、父とはもう関わらない方がいいと判断しました。

「お父さんのしたいようにすればいい。だけど、巻き込まないで欲しい。    
 私は私の家族を守るために、お父さんとは縁を切ります!」と宣言し、

それ以降は、一切の連絡もとっていませんし、どこにいるかも知りません。
引越しもしたので、父も私達(私、母、弟)の所在はわからないと思います。


もう15年以上前のことなので、怒りはね、さすがに静まりましたよw

でも、この時、父と縁を切ったことは後悔してませんし、
今更、会いたいとか、わざわざ探そうとかもないかな〜。

ただ、偶然どこかですれ違ったら、「あら、元気?」くらいは言うかな。

…ひどい娘ですかね?

恨んでるとかじゃないんですよ。
むしろ、幼少期に私の価値観を形成する父でいてくれて感謝してます。
それが本当の父の姿じゃなくても、いい格好しいの父であっても。

でも、父と同じで、私の中で勝手に理想にしてた父はもういないので、
求めるものがないんですよね。「父」ってなに?って感じ😅

家族の形っていろいろだし、正解も間違いもないですよね。
うちの家族は、今が、一番ストレスのない形なのかもしれません😌



長くなりました💦 ではでは👋



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す