ついでに、父のこともつぶやきます〜前編〜

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こんにちは、YUSAKODAです。

前回、前々回と私と母との関係性をつぶやきました。
父はどうしているかというと…

知りませんw

数年前、母と離婚をする際に、私から宣言して絶縁しました。
父とは、親子の縁を切ったんです。

なので、どこで何をしているか、生きてるかどうかも知りません。

これが、果たして誰かの参考になるかどうかはわかりませんが、
そんな人もいるんだ…程度でお読みいただければと思います😌



父は、洋菓子職人で、長屋に住んでいる時(私の幼少期)は、
洋菓子店で店長として働いていました。

私が小学校に上がって、初めての夏休みを迎える頃に、
郊外に自分のお店を出すことになって、引越しすることになります。

サラリーマンの頃は、家にいる時間も少なかったんですが、
自営業になったので、一緒に過ごす時間も多くなりました。

父は一言で言うと、外向的で要領のいい人でした。

物事を楽しんでやるタイプで、好奇心も旺盛ですし、
リーダー気質で、負けず嫌いなので、私と気質が似ていました。

母と違い、父の考えや思っていることなどを話してくれたり、
学校の先生方と一緒で、具体的に褒めてくれたり、
迷っていることは「やってみればいいよ」と背中を押してくれたり、

自然に囲まれた地域だったので、少し時間が空くと、
近くの山にドライブに行ったり、魚釣りにも連れて行ってもらいました。

年頃になり、遊び呆けていた時は、雷も落とされましたが、
基本的な考え方や価値観は同じだと思っていましたし、
良き相談相手、良き理解者だと思っていました。


でも、実際は違ったのかもしれません。

それが露呈するのは、私が一人暮らしの足しにしようと、
自分の預金通帳を確認した時です。

話自体は、よくあることかもしれないんですが、
そういえばお年玉を貯めて定期預金にしていたなぁ〜と、
母に預けてあった通帳を出してもらうように頼みますが、
そこには、ほとんど残高がありませんでした。

お年玉ですからね、金額としては多くなかったかもしれませんが、
少しあてにしていた私は「なんで、勝手に使うの⁈」と母に問い詰めます。

私としては、高校生の頃からバイト代を家計に入れ、
それでも足りないと言われれば、貸していたので、
うちのお金の管理、経済状況はどうなってるの⁈という思いと、

金額が多いとか少ないじゃなく、どうして人のものを黙って使うのか、
どうして言ってくれなかったのかという、悶々とした気持ちがありました。


すると、それを見ていた父が一言。

「うるさい!親なんだから、子供のお金を使って何が悪いんだ!💢」


そこには、それまで私が思っていた父とは、真逆の父の姿がありました。
そして、それは私が父から学んだ価値観とは、まったく違うものでした。

気が強い同士なので、それまでも意見が違う時は喧嘩にもなりました。

でも、お互いの言いたいことを言ったら、譲れるところは譲り、
誤解だったことは素直に謝ったり、認めたりして、
双方が納得できるような形で終わるような喧嘩でした。

だからこそ、きちんと話したら誰でも理解し合えるんだと思ってたし、
自分の友達とも同じように友情を育んでいました。

それを身をもって教えてくれたと思っていた父が、
親とか子ではなく、人としてフラットな関係性だと思っていた父が、
いきなり「親」という武器を振りかざして、正当化しようとしたんです。

結局、父とは喧嘩をしたまま、私は実家を出ていくことになりますが、
ショックだったとはいえ、時間の経過とともにそれも薄れていきます。

父も悪かったと思ったのか、しばらくすると母と一緒に家を訪ねてきたり、
お茶に誘ってくれたりして、一旦は、以前の関係性に戻ったように思います。



私には3歳下の弟がいて、気の強い姉をもったためか、
どちらかというと大人しいタイプで、母に似ていたかもしれません。

「親に不満に思うところはないの?」と聞いたことがありますが、
「全部、姉ちゃんが言ってくれてるわ」と言われたこともありますw

良くも悪くも、私が家族のバランスをとっていたようで、
私が実家を出た後、父と母、弟の3人暮らしは、
思いのほか、うまく回らなかったようです。

特に父は、おとなしいタイプの母と弟の考えていることが
わからなかったんでしょうね。なかなか言葉にしてくれないから。

私がいた時は、私を介して母や弟の気持ちが把握できていたのが、
それもできず、気持ちを共有する相手(私)もおらず、
父1人が孤独を感じていくことになったのかもしれません。


その結果、家を出てから数年後、父に「家に戻ってきてくれ」と言われます。

いやいや、感情が薄れたとはいえ、正直、あの時のことは忘れてないし、
いい大人が3人いるんだから、誰かが何とかしなさいよと拒否します。

それに、私がいないと保たれない関係性では困りますからね。

後々、母に聞いた話では、どうやら弟の不満が爆発したのか、
私の記憶ではそれまでしたことのない「父と息子の喧嘩」が勃発したようで、
それも父の中でショックだったのかもしれません。

私とは何度も言い争ってますが、弟が直接不満を言うことはなかったですし、
成人になった弟と、歳をとった父ですからね。恐怖もあったんでしょう。

弟の方も、今までは私が代わりに爆発して父や母に物申していたけど、
いざ自分しかいなくなったら、そのやり場に困ることもあったと思いますし、

気が弱いってことはないですが、優しい面があるので、
それを相手(親)に突きつけるのも、ためらっていたんだと思います。

そこに全く弟の気持ちがわからない父がいて、
何かの拍子に不満が限界を迎え…ってとこかな?

私がいなくなったことでバランスが崩れたのなら、
当事者たちがそれを補うなり、新しい形にしなければ解決はしないんですが、
うちの家族の場合は、誰も何もしなかったか、変化した形が歪だったか。

それまでに3人がそれぞれの関係性を築けていなかったことや、
本音で話せていなかったことも原因なのかなと思います。

ただ、この状態も、弟が実家を出ることで終わりを迎えます。

距離を置いたことで、私の時のようになるのかなと思いきや、
弟は弟の方で、一波乱あるんですが…

父編も長くなったので、ここで一旦、締めますね😅

続きは次回に。



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