ホロスコープに現れるその人の気質

ホロスコープに現れるその人の気質

記事
占い
 ここ数年、日本でも「発達障害」という言葉を耳にする機会がずいぶん増えました。

 発達障害については医学的にもさまざまな捉え方がありますが、私自身は、診断名だけでその人を理解するのではなく、「その人にはどのような生まれ持った気質や個性があるのだろう」と考えることも大切なのではないかと思っています。

 以前、私のもとに、とてもエネルギッシュで行動の早い方が相談にいらしたことがあります。

 その方は、とにかく頭に浮かんだことを次々と話し、思いついたことがあると、後先をあまり考える間もなく行動に移してしまう傾向がありました。

 そのため、あとになって周囲との間でトラブルになってしまうこともありました。また、ご自身がつらいと感じているときには、その気持ちを一気に話し続けるのですが、ひと通り話し終えると、まるで気持ちがすっきりしたかのように帰っていかれるのです。

 感情の動きも非常に激しく、怒りが強く出ることもありました。こちらからすると、何が起きたのか分からないまま突然強い感情を向けられるため、最初は戸惑うこともありました。

 そんな経験をした私は、「この方のホロスコープには、いったいどのような特徴があるのだろう」と、とても興味を持ちました。

 生年月日から出生時間をいくつか推定しながらホロスコープを検討していくと、その方の性質を非常によく表していると思える出生図が見つかりました。

 そのとき、私が注目したのが第1室のラグナです。

 その方のラグナは牡羊座でした。

 牡羊座は、行動力や瞬発力、エネルギーの強さといった性質を象徴します。じっとしているよりも、まず動いてみる。考え込むよりも、直感的に行動する。そうした牡羊座らしい性質が、その方の行動パターンと重なって見えたのです。

 さらに、第1室には月も在住していました。

 月は心や感情、日々の反応などを表す惑星です。その月が牡羊座にあることで、「自分の気持ちが動いたら、すぐに行動に移す」という傾向が、より強く表れているように感じられました。

 昔の「ドラえもん」に、「クイックとスロー」というお話があります。クイックという薬を飲むと、体の動きも頭の回転も速くなるという内容ですが、まさにそのような印象を受ける方でした。

 もちろん、一つの星座や惑星だけで、その人のすべてを判断することはできません。人間の性格や行動には、環境や経験、育ってきた背景など、さまざまな要素が関係しています。

 それでも、実際の人物像とホロスコープを照らし合わせてみると、「なぜ、ここまでぴったり重なるのだろう」と驚かされることがあります。

 ホロスコープは、その人を良い・悪いと評価するためのものではありません。

 その人がどんな気質を持って生まれ、どのような部分にエネルギーが強く表れやすいのかを知るための、一つの手がかりなのだと思います。

 この経験を通して私は、インド占星術のホロスコープとは、まるでその人自身を映し出す鏡のようなものなのかもしれないと、改めて感じました。

 星の配置を読み解いていくと、そこには一人ひとりの個性や人生のテーマが、不思議なほど鮮やかに表れているのです。


サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す