化粧品成分の旧・表示指定成分 アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHCI(塩酸アルキルジアミノエチルグリシン)の危険性

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化粧品成分 旧・表示指定成分 アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHCI(塩酸アルキルジアミノエチルグリシン)の危険性を美容師・化粧品検定合格者が解説


旧・表示指定成分とは


1. 旧表示指定成分の定義
旧表示指定成分は、1980年に旧厚生省が指定した102種類の化粧品成分で、アレルギーや皮膚障害、がんを引き起こす可能性があるとされています。

2. 特徴
毒性のある成分: これらの成分は、使用者に対して健康リスクを伴うことが確認されています。
体質による影響: 使用者の体質によっては、まれに肌トラブルを引き起こす可能性があります。

3. 表示の義務化
薬事法による義務: これらの成分は、薬事法により化粧品に表示することが義務づけられています。消費者が安全性を確認できるようにするためです。

4. 主な成分
合成成分の例: 主に石油から合成された成分が多く、合成界面活性剤、タール系色素、合成防腐剤などが含まれます。

5. 全成分表示の重要性
表示の透明性: 2001年の薬事法改正により、全成分表示が義務化されましたが、旧表示指定成分が他の成分に混じることで、消費者がその存在を見落とす可能性があります。

6. 注意点
安全性の確認: 化粧品を選ぶ際は、成分表示をよく確認し、旧表示指定成分が含まれているかどうかを注意深く見ることが重要です。
このように、旧表示指定成分についての理解を深めるためには、その定義や特徴、表示の重要性を整理して考えることが役立ちます。


アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHClは、主に防腐殺菌剤として使用される化学物質です。しかし、その使用にはいくつかの危険性があるため、注意が必要です。

1. 毒性と致死量
この成分の毒性は高く、ヒトの経口推定致死量は約3g/kgとされています。これは、体重70kgの成人の場合、約210gの摂取が致命的である可能性を示します。また、動物実験では、ラットにおける経口LD50(半数致死量)は3000〜4000mg/kg、マウスでは11500mg/kgとされています。LD50は、投与された物質の50%が死亡するための量を示す指標です。

2. 中毒症状
この化学物質を経口摂取した場合、以下のような中毒症状が現れることがあります
消化器系: 悪心、嘔吐、腹痛、下痢が見られます。これらの症状は、消化管に直接的な刺激を与えることによって引き起こされます。

中枢神経系: めまい、痙攣、意識障害、昏睡などがあり、神経系への影響が強いことが示唆されています。

循環器系: 低血圧やショックが起こることがあり、これは血圧の急激な低下を引き起こす可能性があります。

呼吸器系: 呼吸困難やチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)が見られることがあります。

3. 皮膚への影響
この成分が皮膚に接触すると、接触皮膚炎を引き起こす可能性があります。特に、0.1%の溶液を用いたパッチテストでは、2.3%の陽性反応が報告されています。医療従事者や薬剤師が高濃度の溶液を扱う際には、皮膚炎症状を発症する事例が多くあります。

4. その他の危険性
眼への影響
目に入った場合、結膜炎を引き起こす可能性があります。
発育への影響
発育停滞や白血球減少を引き起こすことが報告されています。これは、免疫系に影響を及ぼす可能性があることを示しています。
化学性髄膜炎
麻酔器具に残った薬液によって化学性髄膜炎が発生した事例もあり、特に医療現場での取り扱いには注意が必要です。

まとめ
アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHClは、効果的な防腐剤である一方で、さまざまな危険性が伴います。取り扱う際には、適切な防護具を使用し、誤飲や皮膚接触を避けることが重要です。また、万が一の中毒症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診する必要があります。
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