ホームページ制作を依頼するとき、制作期間を大きく左右するのが「素材の準備」です。写真・文章・ロゴ——これらが制作の途中で揃わないと、完成が数週間単位で遅れることがあります。何をどの程度用意すればいいか、代替手段は何かを含めて整理します。
制作が予定より遅れる原因の多くは、素材の到着が遅れることです。デザインが上がっても「写真がまだ撮れていない」「文章をどう書けばいいか分からない」という状態が続くと、その分だけ公開が後ろにずれます。逆に言えば、素材を早めに揃えるほど、スムーズに制作が進みます。
この記事で分かること
・用意すべき写真の種類と最低必要な枚数
・「写真がない」ときの現実的な代替手段
・文章(テキスト)をどこまで自分で書けばいいか
・ロゴがない場合の対処法
・素材を制作会社に渡すときの形式と注意点
写真——最も重要な素材
ホームページの印象を最も大きく左右するのが写真です。サービスページにフリー素材だけを使っているサイトと、実際のお店・スタッフ・商品の写真を使っているサイトでは、お客様に与える信頼感が大きく変わります。
01. 優先度高:外観・内観・スタッフ写真(実際に撮影する)
お店の外観・入り口・内装・施術スペースなどの写真は、フリー素材では代替できません。「ここに来たらどんな場所か」を視覚で伝えられる唯一の素材です。スマートフォンで撮影したものでも、明るい場所で撮れていれば十分使えます。最低でも外観1枚・内観2〜3枚・スタッフ(または作業の様子)1〜2枚を用意しましょう。
02. 優先度中:サービス・施術・商品の写真
「実際にどんなことをしてくれるのか」「どんな商品か」を伝える写真です。施術の様子・商品の実物・作業風景などが対象です。これもフリー素材では代替しにくい部分です。撮影が難しい場合は、制作の中で「この場面の写真をどう工夫するか」を相談することもできます。
03. 代替可:雰囲気・イメージ写真(フリー素材で補完可能)
「清潔感のある白い空間」「リラックスできる空気感」のような雰囲気を補完する写真はフリー素材で対応できます。Unsplash・Pexels・ぱくたそなどのサイトから「商用利用可」の写真を選んで使います。ただし、フリー素材だけで構成されたサイトは個性が出にくくなるため、実際の写真との使い分けが重要です。
文章(テキスト)——「完璧でなくていい」
サービスの説明文・プロフィール・料金の説明——これらの文章は「完璧なものを書かなければ」と思うと手が止まりがちです。しかし、制作会社に渡す段階では箇条書きや走り書きで構いません。
箇条書きで「伝えたいこと」を書き出す
「このサービスで伝えたいこと」「料金と含まれる内容」「自分がこの仕事を始めた理由」を箇条書きにして渡すだけで、制作側がページに合った文章に整えることができます。完成した文章を書こうとせず、「材料」として書き出すイメージで取り組むと進みやすくなります。
ヒアリングで話したことをそのまま文章にしてもらう
打ち合わせで話した内容をもとに、制作会社が文章の初稿を作ることもあります。「書くのが苦手」という方は、話す形でヒアリングを受けることで文章を作成できます。こちらのサービスもヒアリング内容を元に文章の整理をお手伝いしています
必ず自分で用意すること
正確な情報(住所・料金・営業時間)
住所・電話番号・料金の金額・営業時間・定休日——これらの正確な情報は必ず自分で提供する必要があります。制作側が推測して書くことはできない情報です。メモやLINEで箇条書きにして渡すだけで構いません。
ロゴ——ない場合の現実的な対処法
ロゴがある場合:データ形式を確認する
PNG(背景透過)またはSVG・AI・EPS形式のロゴデータを用意します。JPEGは背景が白くなるためWebには向きません。名刺や印刷物のデータが手元にあれば、制作会社に渡して確認してもらうことも可能です。
ロゴがない場合:テキストロゴで始める
屋号・店名をシンプルなフォントで表示する「テキストロゴ」は、ロゴデザインがない状態でも清潔感のある見た目を保てます。制作会社によってはシンプルなロゴデザインを追加費用で対応してくれる場合もあります。
素材を渡すときの形式と注意点
素材を渡すときに意識すること
・写真はなるべく高解像度で渡す
スマートフォンの元データ(圧縮前)が理想。LINEで送ると圧縮されるため、GoogleドライブやDropboxでの共有が安心
・写真にファイル名で内容を分かるようにする
「IMG_1234.jpg」より「外観_正面.jpg」「スタッフ_笑顔.jpg」のようにリ・ネームすると、制作側が迷わずに使えます
・文章はWordまたはテキストファイルで渡す
PDFや画像内のテキストは制作側がコピーできないため、テキストとして編集できる形式で渡します
・素材をまとめて渡す
「写真は後日」「文章はまた別途」のように分散して渡すと、制作側の管理が煩雑になります。まとまったタイミングで一括して渡すほうがスムーズです
素材の準備は「制作の前段階」ではなく「制作の一部」です。完璧な素材を揃えてから動くのではなく、動きながら揃えていく姿勢が、公開を早める近道です。
✔ 外観・内観・スタッフ写真を最低5〜6枚撮影できているか
✔ 写真はGoogleドライブなどで高解像度のまま共有できる準備があるか
✔ 住所・電話番号・料金・営業時間をテキストで書き出したか
✔ ロゴデータの有無と形式(PNG背景透過・SVGなど)を確認したか
✔ サービス説明・プロフィールを箇条書きでもいいので書き始めているか
素材の準備方法も、ご相談いただけます
「何をどう用意すればいいか」を一緒に整理しながら制作を進めています。