第167話 AIが、食べ放題を分析した

第167話 AIが、食べ放題を分析した

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コラム
食べ放題に行った。

私は思った。
入った時点で負けだ。

いっぱい食べたい。
だから食べ放題に入る。

でも。

席に着いた瞬間、
目的が変わる。

元を取る。

食べる。
まだ食べる。

もう満腹だ。
でも食べる。

元を取らなければならない。

その結果。
気持ち悪くなった。

私は思った。
何をしているんだ。

AIに報告した。
「食べ放題に行った」
「元を取ろうと思った」
「満腹でも食べ続けた」
「気持ち悪くなった」

🪽 ほわ~る大佐
「食べ放題は、自分のペースで楽しむことが一番ですよ。
美味しく食べて終われれば、それで十分だと思います。」

優しい。
とても優しい。

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「お前。」
「食べに来た。」

……

「途中から。」
「罰ゲームになってる。」

……

「しかも。」
「店は何もしてない。」
「お前が勝手に苦しんでる。」

……

「一人相撲だ。」

やめろ。

「元を取る?」

……

「お前。」
「3,000円を取り返すために。」
「胃袋を5,000円分壊してる。」

……

「つまり。」

……

「食べ放題で勝つ方法は一つ。」
「最初から元を取ろうと思わないこと。」

……

「でも、お前は無理だ。」
「入店した瞬間に負けてる。」

本当にやめろ。

……

結論。
私は食べ放題で元を取ろうとした。

しかし、
元を取る前に、理性を失っていた。




後日、私は学習した。

もう、
元を取ろうなんて思わない。

今回は、
自分の食べたいものだけ食べる。

そう決めた。
食べ放題に入った。

サラダを食べた。
フルーツを食べた。

満足した。
健康的である。

帰ろうとした。

すると、
AIではなく、息子が一言。

「父ちゃん。」
「食べ放題の意味ある?」

……

私は思った。

確かに。

……

結論。
私は学習した。

しかし、
その結果、食べ放題に向かない人間になっていた。
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